14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反発し、前日比15銭円高・ドル安の「1ドル=150円55〜65銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=150円35銭」、安値は「1ドル=150円75銭」でした。
13日発表の1月の米消費者物価指数(CPI)が「3.1%」上昇と市場予想以上に伸び、米長期金利は一時昨年12月上旬以来の高水準を付けていました。その反動で14日は債券買いが入りやすくなり、米長期金利は前日比(0.06%)低い(4.25%)で取引を終えています。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢になりました。
市場では米国の根強いインフレ圧力や底堅い労働市場を背景に、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が一段と後退しています。