「1ドル=150円24銭」
Feb
16
16日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日ぶりに反落し、前日比35銭円安・ドル高の「1ドル=150円20〜30銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=150円65銭、高値は「1ドル=150円09銭でした。
朝方発表の1月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想以上に上昇し、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が一段と後退しました。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢になりました。
1月の(PPI)は前月比の上昇率が(0.3%)と、市場予想(0.1%)を上回りました。サービス価格の上昇が目立ち、今週発表の1月の消費者物価指数(CPI)とあわせて米国のインフレの根強さを示しています。
米長期金利は一時前日比(0.10%)高い(4.33%)を付け、日米金利差の拡大は円相場の重荷となりました。
もっとも、米国では19日が〈Washington's Birthday〉に当たり3連休の週末を控えて長期金利が次第に上げ幅を縮めたため、円は売り一巡後に下げ渋っています。来週に予定されている複数の(FRB)高官の発言内容を見極めたい雰囲気もありました。