13日午後の東京外国為替市場で、円相場は再び下げ幅を広げました。14時時点は「1ドル=147円59〜60」銭と前日17時時点に比べ26銭の円安・ドル高でした。
円買い・ドル売り一巡後は、再び円売りが優勢になっています。きょうは春季労使交渉(春闘)の集中回答日にあたり、基本給を底上げするベースアップ(ベア)や年間一時金(ボーナス)の要求に満額回答する企業が相次いでおり、日本製鉄など複数の企業の回答が組合の要求を上回る異例の展開となっています。
市場では、賃上げを巡っては良好な回答が多いという印象ですが、金融緩和の修正観測を一段と強めるほどではなかった。日銀が春闘の結果をどう受け止めるかが問題とみられています。持ち高調整目的の円売り・ドル買いが出ているようです。