ダウ平均株価(4月5日)終値3万8904ドル04セント
Apr
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5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5営業日ぶりに反発して始まりました。
5日発表の3月の米雇用統計が市場予想を上回る内容で、米連邦準備理事会(FRB)の利下げが遠のくとの見方が一段と広がりましたが、ダウ平均株価は前日までに大きく調整していたため、主力株には押し目買いが先行しています。
雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比30万3000人増でした。伸びは2月(27万人増)より大きく、市場予想(20万人増)を大幅に上回りました。平均時給の伸びも堅調で「労働市場は強さを保っている」と受け止められ、インフレ率が再び高まり、(FRB)が利下げを先送りするとの懸念が強まっています。
ダウ平均は米景気の好調を示す経済指標が相次いだことから、前日までの4営業日で1200ドルほど下げていました。株式市場は利下げ観測の後退を事前に織り込んでいたため、雇用統計の発表後に主力株を買い直す動きが出ています。
もっとも、買いの勢いは鈍く、米長期金利が(4.3%台後半)と前日終値(4.31%)から上昇し、金利と比べた株式の相対的な割高感が意識されています。
ダウ平均株価は、前日比307ド06セント(0.80%)高の3万8904ドル04セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比199.44ポイント(1.24%)高の1万6248.52でした。
S&P500種株価指数は、前日比57.13ポイント (1.11%)高の5204.34でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比199.44ポイント(1.24%)高の1万6248.52でした。
S&P500種株価指数は、前日比57.13ポイント (1.11%)高の5204.34でした。