26日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比151円87銭(0.40%)高の3万7780円35銭でした。
前日に「831円60銭」(2.16%)安と、大幅に下げた反動で自律反発を狙った短期筋の買いが相場を押し上げましたが、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えて、国内長期金利が上昇する局面では株売りに押されて日経平均は下落に転じる場面もありました。
午前の東京株式市場は国内長期金利とのにらみあいの展開となりました。日銀の金融政策決定会合を巡って「国債買い入れ縮小の方法を検討することが明らかになった」との報道があり、買い入れ減額への思惑が広がるなかで朝方の国内債券市場では長期金利が(0.930%)と、2023年11月以来の高水準を付けています。
金利上昇への警戒感から日経平均は下げる場面もありましたが、その後は長期金利の上昇が一服すると、目先の上昇を狙った株買いが増えて日経平均も11時過ぎには一時200円超上昇しています。
終値は反発し、前日比306円28銭(0.81%)高の3万7934円76銭で終えています。