6日午後の東京外国為替市場で、円相場が伸び悩んでいます。14時時点では「1ドル=155円72〜73銭」と前日17時時点と比べて42銭の円高・ドル安でした。
30年物国債入札が「強め」の結果となったのをきっかけに日本の長期金利が大きく低下しています。日本時間6日午後の取引で米長期金利の低下は一服しており、円売り・ドル買いが増えました。
もっとも、円売り・ドル買いの勢いも限られています。日銀の<植田和男総裁>は、6日午後に出席した参院財政金融委員会で、国債買い入れについて「減額することが適当」などと語っています。日銀が近く一段の政策正常化に踏み出すとの見方は根強くあり、円相場を下支えしています。