米国の半導体メーカー大手「エヌビディア」の時価総額は、米国時間6月18日の取引でマイクロソフトを僅差で上回り、世界で最も時価総額が高い公開企業となりました。
18日、「エヌビディア」の株価は前日比(3.51%)高の「135.58ドル」で取引を終えています。これにより、「エヌビディア」の時価総額は3兆3400億ドル(約527兆円)となり、マイクロソフトの時価総額の3兆3200億ドル(約524兆円)を上回りました。
「エヌビディア」の株価は、直近で行った10対1の株式分割によって1株あたりの株価が下がって以来、約(12%)上昇しています。
同社の年初における時価総額は1兆2000億ドルでした。これは当時のマイクロソフトとアップルの時価総額の半分以下です。そこから、「エヌビディア」の株価はこれまでに(約181%)もの上昇を見せています。
今回「エヌビディア」が達成したマイルストーンは、現在の人工知能(AI)ブームを反映しています。同社のチップとGPUは、マイクロソフト、メタ、アマゾン、アルファベットなどのハイテク企業にとって、ますます重要なものとなっており、「エヌビディア」のAIチップ市場におけるマーケットシェアは(70~95%)だと推定されています。