「1ドル=159円87銭」
Jun
23
24日早朝の東京外国為替市場で、円相場が大きく下落しています。8時30分時点は「1ドル=159円83〜85銭」と前週末17時時点と比べて1円07銭の円安・ドル高でした。
米景気の底堅さを背景にした円売り・ドル買いが優勢となり、8時半過ぎには一時「1ドル=159円90銭」近辺と4月29日以来およそ2カ月ぶりの安値をつけています。
米S&Pグローバルが、21日発表しました6月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値は2年2カ月ぶりの高水準でした。企業の景況感が改善していることで米景気は底堅さを保つとの見方が広がり、日米で大きく開いた金利差に着目した円売り・ドル買いが改めて膨らんでいます。
<神田真人財務官>は24日朝、円安進行を巡って記者団の取材に応じ「過度な変動があれば適切な行動をとる」などと語っています。為替介入については「常日頃から24時間いつでもできるように準備している」とも述べて円安進行をけん制したものの、目新しい内容はなく、円買い・ドル売りの勢いは限られています。