ダウ平均株価(7月9日)終値3万9291ドル97セント
Jul
9
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>の議会証言を控え、内容を見極めたい雰囲気が強く、景気敏感株やディフェンシブ株に売りが優勢となっています。
<パウエル(FRB)議長>は米東部時間9日午前10時から米上院銀行委員会で証言に臨みます。前週末発表の6月の米雇用統計は労働需給の緩和を示し、市場では(FRB)が9月にも利下げに転じるとの観測が広がっています。議長の景気認識や政策見通しを巡る発言に関心が集まっており、積極的な売買は手控えられました。
パウエル議長は米上院銀行委員会での議会証言で、2%のインフレ目標に向けて「直近の指標はさらなる緩やかな進展を示した」と述べ、さらに良いデータがあれば、「自信が深まる」と説明しています。議長は金融緩和が早すぎたり過度になるリスクとあわせて、「遅すぎたり少なすぎたりすれば、経済活動や雇用を不当に弱める可能性がある」とも指摘しています。市場では、利下げが遅れることへの警戒感を示したと受け止められました。
ダウ平均株価は、前日比52ドル82セント(0.13%)安の3万9291ドル97セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比25.55ポイント(0.14%)高の1万8429.29でした。
S&P500種株価指数は、前日比4.16ポイント (0.075%)高の5577.01でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比25.55ポイント(0.14%)高の1万8429.29でした。
S&P500種株価指数は、前日比4.16ポイント (0.075%)高の5577.01でした。