『パドレ・プロジェクト 父の影を追って』@<武内剛>監督
Aug
27
お笑い芸人の「ぶっくさむらい」こと<武内剛>が初監督を務め、幼い頃に生き別れた父を捜しにイタリアへ向かう旅を自ら記録したドキュメンタリー『パドレ・プロジェクト 父の影を追って』が、2024年8月31日より公開されます。
<武内剛>は、日本人の母とカメルーン人の父の間に生まれ、〈ハーフ〉として日本で育ちました。イタリアで出会って結ばれた両親は彼が2歳になる頃に別れ、母は日本に帰国してひとりで息子を育てています。母の思い出話から浮かび上がってきたのは、映画監督を目指していたというクリエイター気質の父の姿。
そんな父の影を追うように、お笑い芸人としてエンタテインメントの世界で活動していた<武内剛>でしたが、2020年の世界的パンデミックをきっかけに、もう父と会うことはできないかもしれないという思いを抱くようになり、父を捜すためイタリアへ旅立つことを決意します。
しかし緊急事態宣言下で渡航のハードルは高く、認知症の母から聞き出せる父の情報は驚くほど少ない。40年前の写真を手がかりに、10日間という限られた滞在期間中に父を捜すという困難な状況のなか、自らの生い立ちに改めて向き合いながら必死に捜索を続ける<武内剛>でした。