4日、三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で防衛省向け潜水艦「ちょうげい」の命名・進水式が行われています。最新鋭艦「たいげい型」の5隻目で、同造船所での潜水艦建造は、
「じんげい(迅鯨)」に続き戦後31隻目になります。
全長84メートル、幅9・1メートル、高さ10・4メートルで、基準排水量が約3千トン。静粛性や探知能力が高く、発見されにくい状態で敵陣の動きを探ることができます。動力は蓄電したリチウムイオン電池の電力。艦名は巨大なクジラを意味する「長鯨」で、建造費は約684億円。乗員約70人で、女性乗員向け居住区画も最大6人分設けられるようです。
艦名が読み上げられ、進水。巨大な艦体がドックで海面に着水しました。同造船所で艦内整備や試験を行い、2026年3月ごろに引き渡す予定です。