重い障がいのある<西田江里>さんと母の<良枝>さん、そしてケアスタッフの12年間を記録したドキュメンタリー
『江里はみんなと生きていく』が、2024年10月26日より公開されます。
千葉県浦安市で生まれ育った<西田江里>さんは、おしゃれと絵を描くことが大好きな22歳。母<良枝>さんと暮らす彼女には重い障がいがあり、24時間365日の介助が必要なため、家族だけで命を守ることができません。
彼女の日常を支えるのはケアスタッフたちで、車椅子を押してもらって買い物に行ったり、リサイクルショップで一緒に働いたりと、充実した毎日を過ごしています。そんな<江里>さんを12年間にわたって撮影するなかで、さまざまな出来事が起こります。楽しい暮らしぶりだけではなく、医療的ケアが必要になっていく不安や葛藤にも迫り、新米だったケアスタッフが成長し、彼女たちの人生の転機に<江里>さんが立ち会う様子も記録しています。
長い時間を共有するうちに、単にケアをする・されるといった立場を超えてともに生きる関係性を育んでいく<江里>さんと仲間たちの姿を温かいまなざしで描き、その営みに生きる希望を見いだしていきます。
監督は、『妻はフィリピーナ』・『もっこす元気な愛』など、さまざまな愛のかたちを描き続けて来た<寺田靖範>が務めています。