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今年の読書(23)『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈(新潮社)

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今年の読書(23)『成瀬は天下...
本の選び方は、皆さんそれぞれおありのことだと思います。建築設計を生業としていましたので、表紙カバーの右端に移る建築物が、印象的な外部階段のデザインで有名になりました<菊竹清訓>設計の「西武大津店」(竣工:1976年)ということで手にしたのが、2023年3月17日に刊行されています滋賀県大津市在住の<宮島未奈>のデビュー作品『成瀬は天下を取りにいく』でした。
 
本書は、滋賀県大津市を舞台に、主人公「成瀬あかり」の中学2年生の夏から高鉱3年生の夏までの間の出来事を描く5編と、外伝的作品『階段は走らない』1篇の全6編の構成です。
 
中2の夏休みの始まりに、幼馴染の「成瀬あかり」がまた変なことを言い出します。コロナ禍、閉店(2020年8月31日)を控える「西武大津店」に毎日通い、「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」という意気込みで、ローカル番組「ぐるりんワイド」の生中継中継に映るというのです。
 
さらに、「西武大津店」通いを終えた「成瀬あかり」は、「島崎、わたしはお笑いの頂点を目指そうと思う」と「島崎みゆき」を巻き込み、今度はⅯ-1に挑みます。
 
実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む「成瀬あかり」のいまだかつてない青春小説の登場です
#デビュー作 #ブログ #単行本 #読書

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