神戸：ファルコンの散歩メモ

２８日の米株式市場でダウ工業株３０種平均株価は６営業日ぶりに反発して始まりました。前週末まで下げが続いた後で、主力株に自律反発狙いの買いが入っています。原油価格の下落も投資家心理を支えています。

 

ダウ平均株価は前週末までの５営業日で１１６１ドル下げていました。短期間で大きく下げた後で、週明けは景気敏感株やハイテク株に買いが先行しています。中東ではイスラエルが現地時間２６日未明にイランに報復攻撃をしたものの、軍事施設に限定し、石油や核関連の施設を標的にしなかったと伝わっています。２８日朝の米市場で原油先物相場が大幅に下落。投資家のリスク回避の姿勢がいったん後退し、株買いにつながっている面があります。

 

ダウ平均株価の構成銘柄では、マクドナルドが上昇しています。大腸菌の集団感染を巡り、米国の一部の地域で提供を止めていた商品の提供を近く再開します。スリーエムやアップル、アマゾン・ドット・コムも高く、半面、原油安を受け、シェブロンが売られています。従業員によるストライキが長期化するなか、増資を発表したボーイングも下げています。

 

ダウ平均株価は、前週末比２７３ドル１７セント（０．６５％）高の４万２３８７ドル５７セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比４８．５８ポイント（０．２６％）高の１万８５６７．１９でした。
Ｓ＆Ｐ５００種株価指数は、前週末比１５．４０ポイント （０．２７％）安の５８２３．５２でした。