ダウ平均株価(12月5日)終値4万4765ドル71セント
Dec
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5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。前日は米主要3株価指数がそろって最高値を更新でした。短期的な相場の過熱感から主力株の一角には利益確定売りが出ていますが、米景気が底堅さを保つなかで利下げ継続が見込めるとの観測は相場を支え、ダウ平均は小幅に上昇する場面もありました。
前日は米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が利下げを始めた9月に想定していたよりも「米経済は強い」との認識を示しました。一方、労働市場が軟化した場合は経済を支えるとも強調しています。市場では米経済が堅調を維持しながら、12月も(FRB)が追加利下げに動くとの観測から株買いが広がりました。ダウ平均株価は初めて4万5000ドル台で終え、5日は目先の利益を確定する売りが出やすくなっています。
6日には11月の米雇用統計の発表を控えています。内容を見極めたい雰囲気も強く、買い手控えにつながっています。5日朝発表の週間の米新規失業保険申請件数は22万4000件と市場予想(21万5000件)を上回りました。一方、総受給者数は前の週から減っています。
ダウ平均株価の下値は堅く、相対的にみた米経済の強さが意識され、米国株を積極的に売る動きは広がりにくいようです。代表的な暗号資産(仮想通貨)のビットコインの価格が米東部時間4日夜に初めて10万ドルの大台に乗せたことも、投資家心理の支えになっています。
ダウ平均株価は、前日比248ドル33セント(0.55%)安の4万4765ドル71セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比34.86ポイント(0.18%)安の1万9700.26で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比34.86ポイント(0.18%)安の1万9700.26で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比11.38ポイント (0.19%)安の6075.11で終えています。