日経平均株価(12月12日)終値3万9849円14銭
Dec
11
12日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比508円87銭(1.29%)高の3万9881円10銭でした。上げ幅は一時700円を超え、取引時間中として(10月15日)以来およそ2か月ぶりに節目の4万円を上回る場面がありました。前日の米ハイテク株高を追い風に、東京市場でも半導体関連株を中心に買いが先行しました。
11日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は過去最高値を更新し、2万の大台にのせています。11月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が「2.7%」と市場予想に沿った結果となり、米連邦準備理事会(FRB)が来週に追加利下げを決めるとの観測が米ハイテク株の買いを後押ししました。
東京市場でも値がさの東エレクやアドテスト、ソフトバンクグループ(SBG)などに買いが波及し、日経平均を押し上げました。13日に株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を控えて海外短期筋の思惑的な買いが入り、先物主導で上げ幅が広がった面もありました。
12日、財務省が発表しました1〜7日の対外及び対内証券売買契約などの状況(週間・指定報告機関ベース)によりますと、海外投資家は国内株を3週ぶりに買い越しています。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用利回りを引き上げるとの観測があり、株式の組み入れ比率が上昇するとの思惑が追い風になりました。日本株の売買は海外投資家が7割を占めるとあって、市場では、海外勢の買い超しを3週ぶりに確認できた点は投資家に安心感を与え、きょうの相場を支えているとの見方もでています。
終値は、前日比476円91銭(1.21%)高の3万9849円14銭で終えています。