12日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比508円87銭(1.29%)高の3万9881円10銭でした。上げ幅は一時700円を超え、
取引時間中として(10月15日)以来およそ2か月ぶりに節目の4万円を上回る場面がありました。前日の米ハイテク株高を追い風に、東京市場でも半導体関連株を中心に買いが先行しました。
東京市場でも値がさの東エレクやアドテスト、ソフトバンクグループ(SBG)などに買いが波及し、日経平均を押し上げました。13日に株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出を控えて海外短期筋の思惑的な買いが入り、先物主導で上げ幅が広がった面もありました。
12日、財務省が発表しました1〜7日の対外及び対内証券売買契約などの状況(週間・指定報告機関ベース)によりますと、海外投資家は国内株を3週ぶりに買い越しています。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用利回りを引き上げるとの観測があり、株式の組み入れ比率が上昇するとの思惑が追い風になりました。日本株の売買は海外投資家が7割を占めるとあって、市場では、海外勢の買い超しを3週ぶりに確認できた点は投資家に安心感を与え、きょうの相場を支えているとの見方もでています。
終値は、前日比476円91銭(1.21%)高の3万9849円14銭で終えています。