『ミッキー17』@<ポン・ジュノ>監督
Dec
21
『パラサイト 半地下の家族』(2019年)の<ポン・ジュノ>が、5年の沈黙を経て発表するアカデミー賞受賞後初となる最新作として監督・脚本を担った『ミッキー17』が、2025年6月6日に公開されますが、予告編が解禁されています。
前作『パラサイト半地下の家族』は、「第72回カンヌ国際映画祭」では韓国映画初となるパルム・ドールを受賞、「第92回アカデミー賞」では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞。誰もが予測できない怒とうの展開をサスペンスフルに描き、世界の観客を熱狂させ、日本でも観客動員数330万人超、興行収入45億5000万円を突破する空前の大ヒットとでした。
雪原を写した場面写真には、「17」と「18」のナンバーを付けた2人の「ミッキー」が並ぶ様子が収められており、「ミッキー18」の左頬には傷跡も。背後には無数の生命体らしき影も確認できます。
<エドワード・アシュトン>の小説『ミッキー7』(早川書房)を、もとにした本作は、一発逆転のために〈夢の仕事〉へ申し込んだはずの「ミッキー」が、契約書をよく読まなかったために命を落としては新たな身体で何度も再生する究極の任務に就くことになるさまが描かれています。身勝手な権力者によって搾取される「ミッキー」の前に、ある日手違いで自分のコピーが出現したことから事態は一変するのでした。
「ミッキー」を<ロバート・パティンソン>(『TENETテネット』・『ザ・バットマン』)が演じ、<ナオミ・アッキー>(『ホイットニー・ヒューストン』・『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』)、<スティーヴン・ユァン>(『NOPE/ノープ』)、<トニ・コレット>(『ヘレディタリー/継承』/アカデミー賞ノミネート)、<マーク・ラファロ>(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)がキャストに名を連ねています。