『夏が来て、冬が往く』@<ポン・ウェイ>監督
Dec
23
中国の海辺の町を舞台に、幼い頃に家の都合で養子に出された女性が生家の家族と初めて過ごす3日間をつづった『夏が来て、冬が往く』が、2024年12月27日より公開されます。
幼いころに生家から養子に出されて育った「ジャーニー」は、結婚を機に家を購入するか否かで恋人「ジーユエン」と意見が食い違い、彼からのプロポーズの返事を先延ばしにしていました。そんな折、ある電話をきっかけに生家の家族と連絡が取れた「ジャーニー」は、実父の葬儀に参列することになります。
母と2人の姉と弟に初めて会った彼女は、長女「ウェンフォン」は生家で育ちましたが、次女「シャオリー」もまた養子に出されていたことを知ります。三姉妹が互いの心を癒やしながら日々を過ごすなかで、「ジャーニー」は幼い頃の養父とのささやかな時間を思い出し、家族や家のことを改めて考えるようになります。
「リン・ジャーニー」に<シュエ・ウェン>、「チョン・ウェンホン」に<ゼン・ユンジェン>、「チャン・シャオリー」に<チェン・ハオミン>ほかが出演、中国の新鋭<ポン・ウェイ>が長編初監督を務め、いくつかの実話に着想を得て繊細かつ詩的なタッチで描きだしています。