27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は、6営業日ぶりに反落して始まりました。
目新しい取引の材料が少ないなか、主力株には持ち高調整の売りが先行しています。米金利の高止まりへの警戒も投資家心理の重荷となっています。
ダウ平均株価は前日までの5営業日で1000ドル近く上昇でした。週末を前に主力株の一部に売りが出ています。年末を前に2024年に上昇が目立った銘柄を中心に利益確定の売りが出ているようです。
27日朝の米債券市場で長期金利は前日とほぼ同水準で推移しているものの、先高観は根強くあり、<トランプ次期政権>による経済・財政政策によってはインフレの再燃や財政の悪化につながる可能性があります。年末年始の休暇に入る市場参加者も多く、積極的に買いを入れる雰囲気になりにくい面が出ています。
ダウ平均株価は、前日比333ドル59セント(0.77%)安の4万2992ドル21セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比298.33ポイント(1.49%)安の1万9722.03で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比66.75ポイント (1.11%)安の5970.84で終えています。