米2月の卸売物価指数は横ばい@米労働省
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13日、米労働省が発表しました2月の卸売物価指数(PPI)、最終需要向け財・サービスは前月比(季節調整済み)で予想外に横ばいでした。市場予想は(0.3%上昇)でした。鳥インフルエンザの感染拡大で鶏卵価格が高騰(53.6%上昇)したものの、サービス料低下による影響が大きかったようです。
(PPI)は企業間で取引されるモノ・サービスの価格変動を表します。品目別でみますと、2月はサービスの価格が(0.2%低下)し、低下幅は2024年7月以来、約7カ月ぶりの大きさでした。中でも小売り・卸売りサービスの手数料は(1%定価)でした。
ただ、今後数カ月で輸入関税により物価価格が上昇すると見込まれるため、この基調は持続しない可能性が高いようです。
1月は前回発表の(0.4%上昇)から(0.6%上昇)に上方修正されています。
前年比では(3.2%上昇)。1月は(3.7%上昇)でした。
エコノミストらは、消費者のインフレ期待を急上昇させた<トランプ政権>による一連の関税措置が、今後数カ月以内に数値に表れ始めると予想しています。
ただ現時点では物価上昇圧力が緩和していることから、米連邦準備理事会(FRB)は3月18~19日に開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決めるとみられています。