今夜<19:00>より「BS12トゥエルビ」にて、<高倉健>と<吉永小百合>が初共演を果たし1980年1月15日より公開されました『動乱』の放送があります。
五・一五事件から二・二六事件までの激動の時代を背景に、寡黙な青年将校とその妻の愛と生きざまを、第1部『海峡を渡る愛』、第2部『雪降り止まず』の2部構成で描いています。
昭和7年4月、仙台連隊。「宮城啓介大尉」が隊長を務める中隊の初年兵「溝口」が脱走しました。「溝口」の姉「薫」が、生活苦のため千円で芸者に売られようとしていたからです。「溝口」は捜索隊の上官を殺してしまい、銃殺刑に処せられます。「宮城」は父に用立ててもらった千円を香典として「薫」に手渡します。
五・一五事件が発生し、陸軍内部の皇道派と統制派の対立が激化する中、「宮城」は部下から脱走兵を出した責任を問われ、朝鮮の国境守備隊へ異動を命じられます。そこで彼は、芸者になった「薫」と偶然にも再会します。
第一連隊に配属となった「宮城」は、「薫」とともに東京に戻ります。しかし時代は昭和維新に向かって着実に歩を進めていました。
出演は、「宮城啓介」に<高倉健>、「溝口薫」に<吉永小百合>、「溝口英雄」に<永島敏行>、「島憲兵曹長」に<米倉斉加年>、「神崎中佐」に<田村高廣>、「宮城広介」に<志村喬>、「野上光晴」に<にしきのあきら>、「高見葉子」に<桜田淳子>が扮し、監督は、
『日本沈没』・
『八甲田山』・
『海峡』の<森谷司郎>が務め、脚本は<山田信夫>が担当しています。