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花の形や葉の形、また夜から明け方にかけて良い香りを出しますので、アカネ科の 「クチナシ」 と間違えそうな【サンユウカ(三友花)】です。
キョウチクトウ科サンユウカ(エルウァタミア)属の常緑低木種で、原産地はインド、熱帯地方に約100種が分布しています。
花期は6~10月、暖地では周年で花を咲かせます。
枝先に白色~黄白色の花を房状に付け、もともと【サンユウカ】は純白色の5弁花の一重の花で、花径3~5センチ、真ん中に黄色い目が入ります。
果実は染料に、材は香料にと利用されています。
マレー半島が原産地の、バショウ科バショウ属の多年草です。
「バナナ」は高さが数メートルになる巨大なモノが多いのですが、本種は名前通り草丈が三尺(約1メートル)と丈の低い品種です。
「バナナ」には熟しても淡泊な味の料理用と、甘くてそのまま食する生食用とがあり、自生している地域では生活に欠かせない主食になっています。
平均気温が10度以上ないと育成が難しいようですが、美味しそうな姿に見とれておりました。
西アフリカ原産の植物ですが、花の色合いから、和名では源平時代に習い、源氏の白旗、平氏の赤旗に見立てて【ゲンペイボク(源平木)】と名付けられ、日本には明治時代に渡来しています。
別名として、つる性ですので「ゲンペイカズラ(源平蔓)」、もしくは花の形が「クサギ」に似ているので「ゲンペイクサギ(源平臭木)」があります。
クマツヅラ科クレロデンドロン属の植物で、初夏ごろから開花が盛んになってきます。
つる性植物で、樹木等に絡みつき4メートルほど迄伸び、鉢植えで育てる場合は籠状の枠などが必要です。
白い部分は<蕚片>が変化したもので、先端が尖り袋状になっており、その先端から赤い花を咲かせ、中心から雄しべが長く突き出した形をしています。
2日前に紹介した、道路脇の側溝から咲いている ど根性な植物(14-3)<ユリ> の蕾、どんな感じになっているかなと楽しみに出向きましたら、影も形もありません。
昨年は<ユリ>の蕾だけを引きちぎられ、がっかりしましたが、今年は株全体が根元から抜かれていました。
<花泥棒に悪人はいない>と言われていますが、いくら個人の敷地ではないといっても、一生懸命に咲こうとしている<ユリ>を、個人で飾るためなのか、いたずらなのかは分かりませんが、どちらにしてもわたしには許せない行為です。
阪神尼崎駅北側の公園に 【アメリカデイゴ】 の木が1本ありましたが、神戸市内で見かけることはありませんでした。
マメ科デイゴ属の落葉低木種で、名称通り南アメリカ原産です。
沖縄県の県花として有名な「デイゴ」は、これとは別種になります。
日本には江戸時代に渡来、海外から来た赤い豆ということで、和名は「カイコウズ(海紅豆)」です。
耐寒性がありますが、関東以南に植樹され、花期は6~9月にかけて雌雄同株として、新しい枝の先端に総状花序を出し、鮮紅色の蝶形の花を咲かせます。
雄しべは先の方まで合着していて、先端で分かれています。
春先に釣鐘状の白色の花を咲かせる 【アセビ(馬酔木)】 ですが、実が出来始めていました。
ツツジ科アセビ属の植物として、学名は<Pieris japonica>からも分かるように、日本原産の植物です。
アセビ属としては、世界中に「ヒマラヤアセビ」や「アメリカアセビ」などが約10種ほどが分布いしていますが、単に【アセビ】といえば、日本のヤポニカ種を指します。
果実は扇球状になり、この種子は有毒成分<グラヤノトキシン>を含んでいます。
このまま熟していきますと茶褐色になり、殻が割れて種子を落とします。
昨年も ど根性な植物(14)<ユリ> として紹介した道路脇の側溝の同じ個所から、<ユリ>の蕾がひとつ顔を出していました。
昨年は心ない輩が開花する前に蕾をちぎり取り、 無残な姿 を見て悲しくなりました。
赤い斑点が見える蕾の形状と草姿から「ヤマユリ」だと見ていますが、今回は無事に開花した綺麗な姿を見せてくれるのか、心配でなりません。
常時監視しているわけにもいかず、無粋な輩のいたずらが起こらないように祈るだけです。
熱帯アメリカやカリブ海沿岸、東南アジアなどに自生する【グァバ】ですが、和名では「バンジロウ」や「バンザクロ」と呼ばれています。
フトモモ科バンジロウ属の低木種で、樹高2~3メートル程の高さで、冬でも葉を落とさない常緑性です。
花期は4~5月頃、花は白色の5弁花で、糸のようなオシベをたくさん持ちます。
果実は食用とされ、形は休暇洋ナシ形で直径3~10センチ、皮はうすくてキメが細かく、色は薄い緑色から黄色に変わり、品種によっては桃色や赤色に熟します。
果実には、ビタビンA・B・Cが豊富で、葉にはポリフェノールが含まれ、健康茶として利用される優れモノです。
メキシコを中心に、熱帯アメリカに約40種近くが分布している【メランポジューム】ですが、日本には1990年頃に導入され、「メランポジューム・パハドスム」の園芸品種が中心です。
キク科メランポジューム属の多年草です。
花径3センチばかりの小さな黄色の花をたくさん咲かせ、高温多湿に強く、真夏でも元気な姿で花を咲かせますので、この時期の花壇には欠かせません。
花に比べて葉が少し大きめですが、花付きの良い時期には葉を覆うように咲きますので気にはなりません。
葉もなんとなく黄緑色で、株全体の印象も黄色っぽい感じを受けてしまいます。
花を観賞するために、または果物として果実を実らせるために栽培されている【カリッサ】です。
キョウチクトウ科カリッサ属の常緑低木種です。
アジア・アフリカ・オーストラリアの熱帯・亜熱帯地域に20~30種が分布、樹高は数メートルで枝には棘があり、生け垣などにも利用されています。
花弁は白色か桃色で、果実は液果で丸く、2~4センチ前後の大きさになり、赤または黄色に熟して「スモモ」に似た感じで酸味が強く、ジャムなどに使われます。
花径は4~5センチ、本来は5弁花ですが、同じ株から6弁花が咲いていました。
「ダンチョウゲ」 の花も本来は5弁花ですが、花ばかりを観察していますと、変異種と遭遇する楽しみがあります。
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