「デザイン都市・神戸」
Jan
14
我が町神戸にも、『月刊KOBEグー』という情報誌があります。
新年1月号には、”「デザイン都市・神戸」の実現にむけて”との特集が組まれていました。
30年ほど昔は、「ファッション都市・神戸」でした。
わたしは、横文字を使うというのは、好きではありません。言葉の意味合いが、不明確になります。
よく使用されている、「コミニティー」という単語も、中国での意味合いとアメリカでの意味合いとは違うはずです。
日本においても、都会と田舎では、意味合いが違っているはずです。
受け取る側に、選択肢が生じる言葉ほど怖いものはありません。
かといって、某元総理のように、日本語である「美しい国・・・」も、形容詞で理解できませんでしたが。
それよりも、この”「デザイン都市」の実現に向けて、クリエイティヴな議論を展開”(タイトルのまま)するために、推進会議が行われ、8名の委員が参加している写真を見て、唖然としてしまいました。
ロの字型にテーブルが組まれた、よくある座談会形式なのですが、置かれているのは、緑のラベルも鮮やかな「おーいお茶」と紙コップ。
主催者の感性を、疑ってしまいました。
「デザイン」を考える場所に、紙コップはないだろうと。
ウエッジウッドやコペンハーゲンのカップまでとは言いませんが、もう少しまともなセッティング方法があったはずです。
「クリエイティブ」を求めるなら、それにふさわしい環境で、議論を進めてほしいものだと、憤懣なる気持ちでいっぱいの、座談会風景でした。