日経平均株価(10月3日)終値3万8552円06銭
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3日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、午前終値は前日比846円27銭(2.24%)高の3万8655円03銭でした。外国為替市場での円安・ドル高進行を背景に、輸出関連を中心に幅広い銘柄に買いが入りました。海外短期筋による株価指数先物への断続的な買いも日経平均を押し上げています。
2日、日銀の<植田和男総裁>とに面会した<石破茂首相>は「追加利上げをする環境にあるとは考えていない」などと語り、これまで利上げを含めた金融政策の正常化に前向きとみられていましたが、首相の姿勢が正常化を急がない方向に修正されたとの受け止めから日本株に買い安心感が広がりました。
3日午前の円相場は一時「1ドル=147円台前半」と(8月20日)以来およそ1カ月半ぶりの安値水準をつけ、円安に振れると収益面でプラスになりやすいトヨタやファナックなど輸出関連株の上昇を後押ししました。
2日の米株式相場が上昇したことも投資家心理を支えています。米半導体の上昇が目立った流れを受け、東京市場の値がさの東エレクやアドテストなど関連株も買われています。もっとも、イランとイスラエルの攻撃の応酬が激化するとの警戒感は根強くあり、買い一巡後は伸び悩んでいます。
終値は大幅に反発し、前日比743円30銭(1.97%)高の3万8552円06銭で終えています。