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昨日のお昼ご飯は、 「LION CURRY」 さんで「特製チキンカレー」をいただきました。
カウンター席として6人程度しか座れませんが、間隔がゆったりとしていますので落ち着けます。
その店内に置かれていた観葉植物が、写真の【ドラセナ・ワーネッキ】です。
リュゼツラン科ドラセナ属で、熱帯アフリカが原産地です。
1926年に導入された「ドラセナ・デレメンシス」の変種で、緑の葉に入る白い縦縞の斑が美しく、和名では「シロシマセンネンボク(白縞千年木)」と呼ばれています。
この種を基に「レモンライム・コンパクタ・アオワーネッキ」などの園芸品種が多数生まれました。
成長が遅く、横に広がりませんので、小さなお店にはちょうどいい観葉植物です。
昨夜から降り続いた雨も朝方にあがり、お天気も回復気味の神戸です。
駅までの道すがら、枯れた葉が目立つ草むら中、青紫色の花が一輪だけ顔を出していました。
近付いてみますと、キョウチクトウ科ツルニチニチ属の【ツルニチニチソウ(蔓日々草)】です。
本来の開花時期は、4月上旬頃だと思うのですが、2カ月も早い開花に驚きました。
花弁に雨粒が残っていますが、植物自身が身振るいして振り落とすわけにもいかず、冷たくないかと心配してしまいます。
冬場に5ミリ程度の釣鐘の小さな花を固めて咲かせる【エリカ・ダーレンシス】です。
ツツジ科エリカ属の耐寒性常緑低木で、この種は20センチから2メートル程度の大きさになります。
エリカ属は約700種と言われていますが、ほとんどが南アフリカのケープ地方が原産地で、残りわずかが地中海からヨーロッパにかけて分布しています。
1890年代、イギリスのダービーシャのダーレイデルにある「ジェイムズ・スミス・ナーサリー」で発見されたことにより、名称として地名のダーレンシスが付けられました。
「エリカ・カルネア」 と、「エリカ・エリゲナ」の自然交配種で、丈夫で耐寒性にも優れていますので、この種を基本に30種以上の園芸品種が育成されています。
一見「エリカ・カルネア」と色合いも形状も良く似ていますが、花の先端の形状が異なっています。
「葉」の形が、アーモンドの実にそっくりな【アーモンドネックレス】です。
キク科セネキオ(セネシオ)属の植物で、属としては世界中に2000種以上ある大きな属ですが、多肉植物としては80種ほどが属しており、アフリカ・ナミビアが原産地です。
プリッとした肉月の良い「葉」がかわいいのか別名「京童子」、またやや反り加減の形から「大弦月城(ダイマユヅキジョウ)」と呼ばれています。
「葉」には縦に縞模様があり、花茎を伸ばして先端にかわいらしい白い花を固めて咲かせますが、雄しべ・雌しべ共に面白い形状をしています。
セネキオ(セネシオ)属には、同じように枝を垂らしながら「丸い葉」を付ける 「グリーンネックレス」 がありますが、どちらも観葉植物として人気者です。
一般的に<ドラセナ>といえば、幅広い緑色の葉に黄緑の縦斑が入る「幸福の木」として有名な「ドラセナマッサンゲアナ」を思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
リュウゼツラン科ドラセナ属の原種および分布は、アフリカの亜熱帯地域を中心に50種類以上あり、「葉」の美しさで観葉植物として高い人気です。
非常に生命力に富む樹木で、カナリア諸島では樹齢1000年を超える樹木が発見されています。
写真の【コーディラインレッド】、一見ユリ科の「ハラン」の葉に似た感じですが、「葉」の縁に見事な赤紅色の覆輪が入り、とても存在感のある「葉姿」を見せてくれています。
同じドラセナ属の仲間で、葉の幅が狭くて長い 「ユルディリネ・インデイビザ・レッドスター」 も、赤銅色の色合いが美しいですが、寒い時期のこの色は見ているだけで元気が出てきます。
赤~桃色系の品種がが多い<シンビジューム>の中で、どちらかと言えば渋めの黄緑色の品種【ブルーラグーン】です。
特徴として、<リップ(唇弁)>の先端に、えんじ色の斑紋が入ります。
一般的には、左右の<ベダル(花弁)>と<セバル(下蕚片)>は重なるように咲いていますが、この品種は上側の<ペダル>が重ならず、分離しています。
品種名の【ブルーラグーン(Blue Lagoon=青い潟湖)】は、アイスランドの首都レイキャヴィーク近郊にある温泉施設の名前です。
面積は約5000㎡あり、世界最大規模の露天風呂として有名で、白濁した温泉水を脈々と湛えています。
花全体が「青色」や「白色」なら、【ブルーラグーン】の地名通り温泉のイメージがわくのですが、この落ち着いた黄緑色とどうつながるのか、眺めていても分かりません。
( 写真右下の丸い葉は、横に植えられていた「ストック(白色)」の葉です )
イソマツ科リモニウム属に分類されている<リモニウム>ですが、以前まではスターチス属という分類でしたので、園芸業界ではいまだ「スターチス」名で流通しているのを多くみかけます。
一般的に「スターチス」の名で流通しているのは、「リモニウム・シヌアータ」とその園芸品種で、日本には昭和初期に導入され、別名「ハナハマサジ(花浜匙)」と呼ばれています。
花茎は羽付きの餃子のように翼状のひだを持ち、やや平たい感じで、その先端に小さな花をまとめて咲かせます。
花びらは白色が多く<蕚>との色違いでツートンカラーもあり、<蕚>は漏斗状で青紫色・黄色・桃色・白色など多彩で、花びらよりも外側の<蕚>が目立ちます。
花が落ちた後でも、<蕚>はきれいな色のまま残りますので、ドライフラワーなどに利用されています。
今日は、モナコの公女である<ステファニー・マリー・エリザベート>のお誕生日です。
レーニエ3世と グレース・ケリー の次女として、1965年2月1日に生まれています。
1971年にフランスで作出された四季咲きの「HT(ハイブリッドティ)」の<バラ>が、ステファニーの名を冠しています。
中心から外弁にかけて見られる赤桃色のグラデーションが美しい大輪の<バラ>です。
1982年、グレースケリーと転落事故に遭遇しながらも、奇跡的に命を取り留め、また全身各所に刺青を入れていることや、数々の男性と浮き名のあるステファニーですが、波乱万丈に富んだ人生を彷彿させるような花弁のグラデーションだとおもいます。
今宵も「仙草」さんの【カサブランカ】は、また違った趣の色合いで、驚きました。
「カサブランカ」といえば「白色」のイメージが強くありましたが、最近の品種を見ていますと、本当に育成家の努力に感心してしまいます。
今回は、濃紅色の花弁です。
花径の大きい「カサブランカ」ですので、濃い色の花弁の存在感はまた格別で、この先どのような色の品種が出てくるのか、楽しみです。
以前に紹介しました 【ノキシノブ(軒忍)】 が着生している「クスノキ」の前を通りましたら、葉長1センチばかりが2本伸びたかわいい【ノキシノブ】が、樹皮と共に剥がれ落ちていました。
なんだかそのまま見捨てるのもかわいそうで、持ち帰り成長を観察することにしました。
樹皮に着生している条件下ではありませんので、この状態で大きくなるのかどうか、どの程度の成長速度なのかと疑問ばかりがわいていきます。
取りあえず次回は、どのようになるのかと、一ヶ月を目途に成長を観察してみたいと考えています。
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