日経平均株価(7月12日)終値4万1190円68銭
Jul
11
12日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、午前終値は前日比835円10銭(1.98%)安の4万1388円92銭でした。下げ幅は一時1000円を超え「4万1188円29銭」の安値を付けています。
11日の米ハイテク株安や円相場の上昇など外部環境の悪化を受け、このところ上昇が目立っていた半導体関連株を中心に利益確定売りが出ています。株価指数先物への断続的な売りも目立ち、日経平均に寄与度の大きいファストリなど値がさ株が軒並み下げています。
11日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は、8営業日ぶりに反落でした。エヌビディアやアップルなどに短期的な過熱感を警戒した売りが出ました。主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も大幅安となりました。東京市場でもソフトバンクグループ(SBG)が13営業日ぶりに反落したほか、東エレクやアドテストが大幅に下落しています。
外国為替市場で円相場が対ドルで大幅に上昇したことも重荷となりました。当局が為替介入を実施したとの観測に加え、日銀が対ユーロでレートチェックを実施したとの報道もあり、円高進行への警戒も輸出関連や海外事業比率の高い銘柄の売りが出ています。
前日までの日経平均の上昇は、株価指数オプション7月物の特別清算指数(SQ)に向けて、株価水準を高く維持したい投機筋の思惑的な買いが主導していたとの見方があります。朝方の(SQ)算出を契機に、投機筋が利益確定売りに出ています。
終値は4日ぶりに反落し、前日比1033円34銭(2.45%)安の4万1190円68銭でした。