滑走路
Jun
26
早朝にBIKE HOTRODのペダルを踏んで、近所の空港へ。
しかし、僕はその滑走路で死にかけたこともある。
それは、真冬の茨城県阿見飛行場でのこと。
パラシュートを背中に付けて、C172から飛び出し、フリーフォールの後パラシュートを引き出す。
その後は何分か空を散歩するのだが、その日は天候が思わしくなかった。
最後のターンを終えてランディングのアプローチに入ったが、正面からの風が強く、ランディングのマークまで到達できそうになかった。
「ちょっとかっこ悪いな」と、そんな事を考えていた時、突然強い逆風が吹いた。
僕のパラシュートは形状を保つことができなくなり、僕は建物の7〜8階の高さからコンクリートの滑走路へと墜落した。
周囲で見ていた人のほとんどが、僕が死んだと思い、叫びながら駆け寄る自衛隊員達で人垣ができた。
しかし、僕は生きていた。
それどころか、その30分後に、左足を引きずりながらもう一度ジャンプしている。
空から落ちてどのように生還するのか、詳しい話を聞きたければ、僕にモヒートかバーボンをおごる事が必要だ。
滑走路は空への憧れの象徴なのか?
今日も、僕は滑走路を写真に残している。