金曜日に病院へいって、検査結果を聞いてきた。とりあえず、問題ナシ という結果だったので、ひと安心。昨日はひさしぶりに不安の無い日曜日をのんびりと過ごしていた。
ところで、先日アップした瀬戸内晴美の「芸術・ほろびぬ死」は、入院中には全部読めなかったので、借りて通勤途中で読んでいた。実は、この本は独立した3章に分かれている。そして、前回アップしたときは2章を読み終わった後であった。その後、3章を読んで金曜日に病院へ返却したのだが、この本は3章を読んでからアップしなければいけなかったと反省したので、追記としてまたアップした次第である。
3章は歌舞伎の役者と文楽の人形遣いの死について書いてある。そして、最後の「文楽の女たち」は瀬戸内晴美さんらしい鋭い視点で「文楽」を考察している。あまり、「文楽」を知らない私には、とても勉強になった。人形の表情というものは、もちろん人形遣いによってつくられるものであるが、見ている人の感情移入の大きさによって、まるで人形が生きているように見えるものなんだなと、あらためて感じました。
ビング&グレンダールの錨とロープの形をしているお皿に柿が3つ。母が11月になってから玄関に置いている。さすがに、3週間以上も経つと葉は枯れて、柿も熟し、つぶれそうである。でも、なかなか絵になっている。
このお皿、12年前コペンハーゲン市内の骨董屋さんで購入した。確かこのときに、ロイヤル・コペンハーゲンの18世紀のブルーフルーテットのコレクターであるウフと知り合った。ちょうど、英語を話せない店のオーナーと話をしていて、間に入って値段交渉してくれた。元気にしているかな。コペンハーゲン、久しぶりに、また行きたいな...
ひさしぶりに見えたと思ったら、煙を吐いていました。
9月に注文したイスが4脚先週届きました。子供達にも好評。安かったので、どのくらい持つかわかりませんが、とりあえず、何年かは過ごすことができるでしょう。つぎに家具を変えるときは、家を建て変えたいな。無理かな...
下の公園の紅葉です。常緑樹の中に、ポプラの黄色が目立っています。だいぶ枯葉が落ちてきましたね。
うちのベランダのフェニックスに朝止まっていたバッタです。わざわざ、2階まで飛んできたのでしょうね。卵はごめんだよ。コガネムシで懲りているから。
病院で横になっていると、暇で本を読むことくらいしか楽しみはない。今回の入院でも結局3冊読んだ。1冊だけインドネシアの芸能に関する本を持っていったが、それだけでは物足りなく、病院にあった図書を借りて読んだ。ひとつは宮本輝の「避暑地の猫」、そして、もうひとつがこの瀬戸内晴美随筆選集二「芸術・滅びぬ死」であった。実は瀬戸内晴美の本を読むのは寂聴になってからも含めて初めてである。こういう機会でもないと読まないだろうと思い読んでみたが、また古い本であった。昭和50年発行である。基本的に日本のいろいろな明治生まれの職人さんへのインタビューをまとめているだけだが、内容はなかなか良かった。いくつか跡継ぎがいない職人もいたが、まだ続いているのであろうか。時間があれば、訪ねてみたいなとちょっと思いました。
彩磁クレマチス文花瓶です。少し前にネットオークションで落としました。高さは13.5cm、時代は1910年から1912年で、なんとロイヤルコペンハーゲンではなく、ローゼンタールです。実は1909年にJulius V. Guldbrandsenという絵付師がロイヤルコペンハーゲンからローゼンタールに招聘され、釉下彩の絵付けをローゼンタールで指導しました。ですので、雰囲気がとても良く似ていますね。しかし、しばらく見ていると、やはり発色具合がコペンハーゲンではなく、ローゼンタールだなと感じます。
11月9日にうちの奥さんが撮りました。真ん中からちょっと左側の白い・がそうですが、判りますか。アップすると画質が落ちるので、いまひとつぱっとしませんが、朝焼けが映えるブルーの空は本当に綺麗ですね。
11月3日初日、うちの奥さんと五島美術館へ見に行ってきた。教科書などでは見たことがあったが、実物は初めて。絵は19面しか伝わっていない。まだ、どこかにあるのかな?隣に5年前に復元されたものと一緒に並べてあり、見比べて見るのもなかなか楽しい。1000年前のオリジナルは顔料が落ち、また、色もあせて渋くなっているので、復元されたものの色鮮やかさ、派手さにあらためて驚く。もちろん、絵とともにひらがなを使った詞書(ことばがき)も展示されているが、達筆すぎて読めないので、会場の外に展示されていた解説が、源氏物語をあまり知らない私にはとてもありがたかった。とても、勉強になりました。
五島美術館はこの後、改修工事のため2年間休館するそうです。
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