Search Bloguru posts

くまごろうのひとりごと

https://en.bloguru.com/kumagoro

土曜定例ゴルフ

thread
土曜定例ゴルフ
昨日の土曜定例ゴルフ、この時期シアトルではその時になってみなければ天気がわからない。だから1週間前にティータイムの予約を取る時には、天気予報は全く気にしない。今週も水曜日頃まで天気予報では雨で風も強そうなことを言っていたが、当日の朝起きると小雨。クラブに到着した時は雨も上がって気温も5、6℃とそれほど低くなく、ゴルフには悪くないコンディションだ。先週の土曜日は夜中に冷え込みが厳しく、プロショップに到着した時は凍結のためいくつかのグリーンはクローズでテンポラリーグリーンと言われたが、昨日はそのようなこともなかった。

今週は毎日のように雨が降ったため、このコースはフェアウェイの一部が少し柔らかく、またラフの外側の水はけの悪いところには大きな水溜りが出来てカモが水遊びをしているが、この時期のシアトルの一部のゴルフ場のように泥濘の中のゴルフではなく、プレイにとってあまり支障とはならない。ただ高いショットを打つとボールはフェアウェイに突き刺さり、ランがゼロとなる。ランがない分当然飛距離は短くなるため、ドライバーやウッドのショットには多少具合が悪い。また空気が重いため、飛距離そのものも夏に比べると短くなる。グリーンは夏の盛りほど早くないが、濡れている割には遅くなく、特に下りのパットは神経を使う。このようなコンディションでのゴルフはシーズン真っ盛りのゴルフに比べればスコアが悪くなるのはやむを得ない。そのためワシントン州では11月中旬から3月初めまではラウンドしたスコアをUSGAに登録しないきまりになっている。

雨にも降られずいつもの仲間と楽しくラウンドしたゴルフは、まぐれか難しいパットがきまってバーディーが2つも出た割にはまあまあの45/48の93、この時期としては上出来だ。
#スポーツ

People Who Wowed This Post

サンクスギビングの七面鳥

thread
サンクスギビングの七面鳥
今日はThanksgiving Day、アメリカではターキーディナーで祝うのが習慣だ。毎年、この日の前日、ホワイトハウスでは七面鳥が大統領にプレゼントされ、大統領がその七面鳥を許して殺さないことが年中行事となっている。以前からこの七面鳥がその後どうなるのか気になっていたが、今夜、娘の家でのターキーディナーの時に、その運命を知った。

娘が渡してくれたフードの雑誌によれば、大統領にプレゼントされる七面鳥は今年2月に生まれた鳥の中から選ばれるそうだ。National Turkey Federationが25羽を選び、その中から大勢の人前でも物怖じせず、大きな音で音楽が演奏されても驚かない,、おとなしく、かつ見かけの良い2羽を選んで1羽は大統領へのプレゼント用、もう1羽はそのバックアップ用とするのだそうだ。

大統領に赦免された七面鳥はワシントンDCからUnited AirlinesのファーストクラスでカリフォルニアのアナハイムにあるDisneylandに旅立ち、機内では同乗した旅客から祝福を受けるそうだ。Disneylandでは音楽隊と共にパレードし、その後同地にある牧場でのんびりと余生を送るとのことだ。ちなみにバックアップ用のもう1羽も同様の待遇だそうだ。

ターキーは淡白で健康志向の人たちには人気があるが、くまごろうには普通のチッキンの方がよほど美味に感じられる。しかし年に1度のサンクスギビングディナーにはターキーがないと何となく物足りない。これもアメリカ生活が長くなった証しなのだろうか。娘が焼いたターキーはなかなか美味であった。
#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

People Who Wowed This Post

無人飛行機による国境偵察

thread
無人飛行機による国境偵察
数日前のSeattle Times日曜版にアメリカの無人飛行機によるメキシコ国境警備に関する記事が掲載されていた。アメリカ国土安全保障省は無人飛行機Predator Bによりメキシコからの麻薬密輸や不法移民の監視を19,000フィート上空から行っており、過去6年間に1機の無人機で7,500人を超える不法移民と46,600ポンドの麻薬を捕獲したそうだ。先月2機目を投入し、ルイジアナのガルフ湾岸からテキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニアに至る広範な地域をカバーするために本年末までに更に4機を投入する予定とのことだ。

Predator BはGeneral Atomics社製の高い偵察能力と攻撃能力を持つイラクやアフガニスタンで既に実戦に配備されている無人機の改良型で、飛行機とそのコントロールシステム1式で$18.5 millionもするが、全長11m、翼幅20mの機体に912 HPのターボプロップエンジンを搭載し、巡航速度約300Km/Hr、航続距離約6,000Km、ペイロード1,700Kgといった優れものである。地上誘導ステーションで1機につきパイロットと監視員の2人が無人機を制御し、熱線センサーを使って岩陰に潜んだり闇夜に砂漠地帯を移動している麻薬密輸犯や不法移民などを監視している。容疑者を熱線センサーで発見すると国境付近に待機している地上の取締官に通報し、無人機からグリーンの光線を容疑者に当てるので、暗視ゴーグル着用の取締官は夜間でも簡単に容疑者を確保出来る。無人機は通信衛星を介して数千キロ離れていても制御可能だ。

現在地球の周りには各国の偵察衛星が飛んでいる。日本の情報収集衛星も地上の60センチの物体が判別出来るという。偵察衛星のおかげで災害の状況把握や北朝鮮やイランの核開発の様子がモニター出来る。無人機や偵察衛星ほどのハイテクではないが都会では数多くの防犯モニターが設置され、市民の行動が監視されている。アメリカの多くの都市では交差点にカメラを取付けて信号無視した車の運転者に交通違反チケットを送りつけている。

犯罪者の取締りにはこれらのモニターシステムは効果的だが、普通に生活している市民も常に誰かに監視されている可能性がある。最近のテレビドラマでは携帯電話のGPS機能により夫が浮気している場所を特定するシーンもある。ハイテクが庶民の生活に深く入り込むと、人によっては色々と不都合なことも増えてくるのだろう。
#PC #テクノロジー #ネット

People Who Wowed This Post

窓の話18『ダブルハング窓』

thread
JavaScript is required to view the slideshow


これまで窓の話では窓全般に関することがらを取り上げてきたが、ここからは色々な種類の窓の特徴などについて述べる。その第1回として、外国の住宅といえば先ず頭に浮かぶダブルハング窓を取り上げる。

18世紀以来のジョージアンスタイルやヴィクトリアンスタイルなどはイギリスの伝統的建築様式だが、これらの建築様式はイギリスの植民地やアメリカに持ち込まれ、更に日本でも明治維新以来、役所や商業ビルをはじめ、学校、病院などの西洋建築にも多く採用された。

これらの建築様式に使われた窓はサッシュ窓(Sash Window)またはハングサッシュ窓(Hung Sash Window)と呼ばれ、引き違い窓を縦にしたようなもので、ガラスをはめたふたつのサッシュが窓枠の内側で上下することにより開閉する。明治以降の日本でもサッシュ窓を使った建築は多く、今でも北海道庁庁舎、札幌時計台、横浜や神戸などにある異人館などの古い建物では当時のサッシュ窓を見ることが出来る。

サッシュ窓のうちダブルハング窓は2つの独立したそれぞれのサッシュが上下にスライドすることにより開閉するが、ひとつのサッシュは固定され、もうひとつのサッシュだけが上下するものはシングルハングと呼ばれる。窓を閉じた時に上に来るサッシュをトップサッシュ、下に来るサッシュをボトムサッシュと呼ぶが、雨の室内への侵入を防ぐ理由でトップサッシュは屋外側に、ボトムサッシュは室内側に取付けられる。

昔のサッシュ窓はサッシュの上端部両側にロープまたはチェインを取付け、プーリー(滑車)を介して屋内外からは見えない窓枠の内側にあるカウンターバランスであるおもりにつないでサッシュの上下を容易にしたが、現在生産されるサッシュ窓ではおもりではなくスプリング式のバランサーを使用しているものがほとんどである。スプリング式バランサーのサッシュ窓はおもりのカウンターバランス式に較べて操作がやや重く感じられるが、アメリカの高級木製窓メーカーのなかには今でもチェイン・プーリー・おもりを使った高断熱・高気密ダブルハング窓を製作しているところもある。

昔のサッシュ窓は木製窓枠に設けられた溝にサッシュがはめられており、その溝をサッシュが上下する事により開閉する。また接するふたつのサッシュの間にも特別な気密性を高めるパーツが取付けられていなかったため、サッシュ窓は現代の基準から見ると気密性が高くなく、断熱性能も優れてはいなかった。現代のサッシュ窓は断熱性や気密性を高めるために木製窓でもサッシュが上下する溝の部分にはジャームライナーと呼ばれるPVCなどのプラスティック製パーツを、また二つのサッシュが接する部分にも気密を高めるためのウェザーストリップを使用している。しかしこれらの気密性を高めるためのパーツはサッシュの上下に対しては摩擦抵抗を大きくすることとなり、現代の高気密・高断熱のダブルハング窓は昔のサッシュ窓のように大きな窓でも軽々と開閉することは叶わない。

2枚のサッシュを窓枠内で上下させるため、ハングサッシュ窓のサッシュは他のタイプの窓よりも厚みが薄く、アメリカ製木製窓では1-3/8インチ(35ミリ)の厚みが一般的である。この厚みでは1/2インチ(13ミリ)の厚さのペアガラスしか取付けることが出来ず、より高い断熱性能を求める場合には木製ドアの一般的な厚みである1-3/4インチ(44ミリ)のサッシュに7/8インチ(22ミリ)の厚さのより高断熱なペアガラスを取付けたハングサッシュ窓が使用される。
#PC #テクノロジー #ネット

People Who Wowed This Post

柚子

thread
柚子
柚子の実がまた少し大きくなった。10月8日のブログルには20ミリ位と書いたが、今日計ってみると31ミリだった。9月4日には12ミリだったから、ゆっくりながら少しづつ成長していることになる。昨年の10月23日には直径70ミリ位の黄色く色付いた実が2個なっていたのだから、それに比べると今年は大分遅い。

さくらが咲いた4月はじめに、それまで鉢植えで室内に置いていた柚子の木をフロントヤードに植えたが、その後当地は例年になく寒い春となり多くの葉が落ちでしまった。5月になって暖かい日が続いたが柚子の木は元気がなく、枯れてしまったかと心配したが、6月になってようやく新しい葉が生え始め、その後はすこやかに成長を続けてきた。

春先にマーサーアイランドの気候に慣れるために時間がかかったので、柚子の実の生育が遅いのはやむを得まい。このまま順調に育ち、来年1、2月の鍋料理がうまい季節までに50ミリ程度の青玉でよいから収穫出来れば上出来だ。 
#園芸 #花

People Who Wowed This Post

地球温暖化

thread
地球温暖化
雑誌ニュートンの10月号をようやく手に入れた。本来なら10月初めにはシアトルの紀伊国屋で入手出来るのだが少し出遅れたために購入出来ず、10月号を日本から取り寄せてもらうはめとなった。紀伊国屋の話では毎月3冊しか入荷していないとのこと、これから確実に入手するために1年間の定期購読を申し込んだ。それにしてもニュートンのような科学雑誌が当地では3冊しか読まれていないとは、日本の科学離れが叫ばれてから久しいが、元科学少年のくまごろうにとっては寂しい限りである。

ニュートン10月号を是非読みたいと思ったのは、特集が『太陽・地球コネクション、温暖化?それとも寒冷化?』で、この科学雑誌は地球温暖化の問題をどのように取扱うのかに関心があったからである。

この特集では2004年より2010年の間で太陽に黒点のなかった日が836日におよび太陽の活動が弱まっていることから説き起こし、黒点が強力な磁石であること、太陽からは可視光線以外にも紫外線やX線などの電磁波が放射されており、それらの強さが黒点の活動と深く関わっていること、黒点活動が低下した1645年から1715年のマウンダー極小期には地球に冷害が襲ったこと、黒点がほとんどない時期である極小期から次の極小期までの太陽活動の周期が約11年であること、1755年から始まる第1周期から数えて第23周期に当る1996年からの周期は13年と異常に長かったことなどを多くのデータに基づいて解説している。マウンダー極小期の直前には2周期に渡りこの周期が13年だったこととあわせて考えるとやや不吉である。

太陽活動の変動による可視光線の変化は約0.1%であり、地球表面温度への影響は0.1℃程度でほとんど影響はないが、近紫外線は1-10%変化し、地球表面から50kmの高空の気温が1-2℃変動することがわかっている。しかしこの変動が地表に及ぼす影響は詳しくはわかっていない。

太陽活動が活発な時は太陽の強力な磁力が超新星爆発によって生じた陽子や電子などの粒子である銀河宇宙線の太陽系への侵入を防いでいるが、太陽活動極小期には太陽の発する磁力が弱くなり、地球に銀河宇宙線が侵入しやすくなるという。銀河宇宙線が多いと大気中の分子や原子をイオン化し、それらが水蒸気を集めて雲が発生しやすくなる、という説がある。この説によれば宇宙線が多いと雲の量が増えて太陽光がさえぎられ、地表温度が低下することになる。

2011年7月6日付くまごろうのひとりごとでは世の中が地球温暖化で騒いでいる一方、科学者による太陽活動の研究結果として地球寒冷化の可能性を述べたが、ニュートンではNASAや日本の太陽観測衛星による太陽の異変観測の重要性を説き、温暖化するのかあるいは寒冷化するのか結論付けてはいない。

20世紀に入ってからの人類による爆発的な化石燃料の使用は大量の二酸化炭素を発生させ、それが地球環境に悪影響を与えているかもしれない、という思いは大切であり、将来の化石燃料の消費を削減すべきだという考え方は正しいだろう。しかし現在の地球温暖化議論については、大気中の温暖化ガスとして水蒸気がその97%を占めているのであり、大気中に400ppmしか存在しない二酸化炭素の影響がどの程度であるか科学的にはまだはっきりしていない上、太陽活動や近赤外線による高空の温度変化の地表への影響や銀河宇宙線の影響など科学的データに基づく検討がまだまだ必要である。

科学的な知見に基づかない政治的なかけひきで地球温暖化を議論し、日本は2020年までに1990年比で二酸化炭素を25%削減する、と鳩山前総理が国連で宣言したのはあまりにも非科学的だと思う。
#受験 #外国語 #学校 #教育 #科学

People Who Wowed This Post

雨の土曜定例ゴルフ

thread
雨の土曜定例ゴルフ
天気予報では週の初めから土曜日は雨とのこと、水曜日頃から今週の土曜定例ゴルフは雨と覚悟が出来ている。金曜日も雨、土曜日も明け方頃から雨足が強くなり、グリーンに水溜りが出来るようなら屋根付のクラブのドライビングレンジでショットの練習をすればよい、とレインパンツにレインジャケットを着用して雨の中クラブに向う。

クラブに到着する頃には霧雨状態、これならラウンド出来るかな、と思いつつウォームアップ開始。仲間も次々に到着して10時36分のティータイムまでショットやパットの練習。他のメンバーも続々とスタートするが、秋から冬に雨の多いシアトルでは天気予報を見てゴルフの計画を立てていてはラウンドする機会が激減する。雨が降れば傘をさしてラウンドすればよい、と割り切らねばならない。

いよいよティータイムになると一陣の風が吹き、まるでわれわれのスタートに合わせるように傘なしではいられないようなにわか雨が降出す。内心は嫌だなと思っていても、表向きは何のこれしき、と強がりを言いつつ1番ホールのティーグラウンドを後にする。

雨のために飛距離がのびないせいか2打目がグリーンに届かないでショートする。1番、3番、4番では雨に濡れて砂が重たくなったバンカーに入るが、このところバンカーショットには自信のあるくまごろうにとっては問題にならない。特に2番ホールではピンまでの距離がかなりあったので、重い砂でのブラストショットではなく、サンドウェッジのフェースでボールを直接打ち、ピンまで3ヤードくらいまで近づけることが出来た。

雨のゴルフは忙しい。ボールを打つ前に手やクラブのグリップをタオルでよく拭き、グリップが滑らないようにしなければならない。つくづく手があと2本あれば便利なのにと思う。おまけに芝生は濡れており、地面が水を含んでやわらかくなっているところもあるため足を取られやすく、歩を進めるのにいつもより力が要る。

5番ホールから雨が小降りとなり、7番ホール以後は傘をたたんでプレー出来るようになった。雨で濡れたグリーンはいつもより遅く、強めにパットしないとピンに届かないが、ピンより上につけると下り坂でのボールは意外と早く、パットのスピードコントロールが難しい。このような秋・冬グリーンに慣れればそれなりに対応出来るが、雨降りシーズン最初のラウンドでは3パットが多くなる。

上がってみれば48/47の95、満足出来るスコアではない。雨降りによるやわらかいフェアウェイでのダフリと少なくない3パットを反省。しかし今日はくたびれた。いつもの2倍歩いたような気がする。
#スポーツ

People Who Wowed This Post

窓の話17『ガラスの破損と熱割れ』

thread
ガラスと言えば簡単に割れるこわれものの代表のようなもので、最近ではあまり聞かないが、昭和の頃は少年たちが道路や狭い公園で野球をやってご近所の窓ガラスをよく壊したものだ。

ガラスは圧縮応力には比較的強いが引張り応力には弱く、例えば野球のボールがガラスに当った場合、ボールの当ったガラスの外側表面には圧縮応力がかかるので耐えられても、裏側表面にはたわみによる引張り応力がかかり、この応力が裏側表面にある目には見えない微細な傷に集中してガラスが裏側表面から破損する。この微細な傷は製造過程で溶融したガラスが他の物体と接触して生じるが、もしもガラス表面の微細な傷が皆無なら、ガラスの引張り強度は鉄よりも高いと言われている。

ペアガラスの窓では、外側のガラスにボールなどが当って破損する時、外側のガラスが飛来した物体の運動エネルギーを吸収するため、内側のガラスは割れないことが少なくない。この場合断熱性能などは損なわれるため、ガラスパネルを交換しなければならないが、交換までの間雨風をしのぐことは出来る。

割れやすいガラスを割れにくくした強化ガラスがある。普通の板ガラスをその溶融点に近い約700℃に加熱した後急冷することにより、ガラスのすべての表面にあらかじめ圧縮応力を付加し、何らかの理由で発生する引張り応力を緩和することが出来る。このような強化ガラスは同じ厚さの通常のガラスに比べ4倍程度の強度がある。また強化ガラスは割れる際に破片が粒状となり、通常のガラスのような鋭利な端部が発生しないため危険性がない。

強化された窓ガラスでもバットなどで叩けば割れるが、防犯用には2枚のガラスの間にプラスチックのシートをはさみ接着した合せガラスが使用される。ガラスの厚みや中間のプラスチックフィルムの厚みにより高い防犯機能を発揮させることが出来る。なおこのような合せガラスは割れても破片が飛散しないため、自動車や鉄道などのウィンドシールドにも広く使用されている。

なお、網入りガラスは防犯機能があるように見えるが、火災などでガラスが高温にさらされた時、ガラスが割れて脱落することを防ぐために金属製の網が入っているのであり、防犯性能は網のないガラスと大差ない。余談だが網入りガラスの網はガラス切断面では露出しているため、これが水分に触れると錆をおこし、それが原因で割れることがある。これを網入りガラスの錆割れと言う。

建物が破壊するような地震に対しては窓ガラスだけ耐えても意味がないが、窓ガラスの耐震性については板ガラス協会による昭和40年の駿河湾沖地震や昭和53年の宮城県沖地震に関する窓ガラス破損データがある。これによればスチールサッシュのパテ止め固定窓がもっとも危険だと言う。ガラスをサッシュに固定しているために建物の震動が直接伝わりやすいためで、アルミサッシュに柔軟性のあるシリコンシーラントを使用すれば、窓ガラスの耐震性は格段に向上する。

ガラスの中心部温度が周辺部に比較して高いと、中心部の膨張が周辺部に応力となって負荷され、この応力がその部分の強度を越えるとひび割れを生じるが、このようなガラスの破損は熱割れと呼ばれる。熱割れが発生しやすい条件はガラス中心部と周辺部の温度差が大きくなる天候であり、寒い冬の日の夜、寒い冬の日のとても天気の良い日中、とても日差しの強い夏の日中などがこのような条件となる。また室内側にカーテン、ブラインドなどがガラスの近くにあると、中心部と周辺部の温度差をより大きくする傾向があるため、熱割れを起しやすくなる。熱割れを起したガラスでは破壊線(ひび)がガラスの端部では直角になるのが特徴で、破壊線が途中で分岐しない非分岐破壊は熱応力が比較的低い場合であり、破壊線が枝分かれする分岐破壊は熱応力が高い場合に発生する。窓ガラスが割れたとき、破壊線がガラス端部で直角になっていない場合はその原因は熱割れではなく、投石やボールが当るなどの機械的な衝撃によると考えられる。防火用の網入りガラスは切断する際にガラス端部に傷が付くことによって周辺部の強度が低下し、普通のガラスに比較して熱割れを起しやすい。
#PC #テクノロジー #ネット

People Who Wowed This Post

ロボット兵器

thread
ロボット兵器
2009年12月のブログルにロボット兵器のことを書いたが、昨日のNew York Times電子版に軍事用無人機に関する記事が掲載されている。

これまでにロボット兵器を使用したことが知られているのはアメリカ、イギリス、イスラエルだが、現在、軍事用無人機はアメリカだけではなく、中国およびイスラエルが積極的に開発しており、更にロシア、インド、イランなども開発中で、既に50カ国以上が偵察用または攻撃用無人機を所有しているとのことだ。先月23日に打上げられた日本のH2Aロケット19号も北朝鮮のミサイル発射を監視するために開発され、その目的は地上60センチの物体を判別出来る偵察衛星なので、日本もこの50カ国に含まれているのだろう。

オバマ大統領は就任以来、イラクやアフガニスタンでのアメリカ人兵士の死傷者を減らすためにロボット兵器の開発を促進してきたが、アメリカは現在7,000機の偵察用および攻撃用ロボット兵器を所有しており、今ではアメリカ空軍は戦闘機や爆撃機のパイロットの養成よりも無人機のパイロット養成に力を入れている。

先週ボストンの若者が、爆発物を搭載した模型飛行機による連邦議会議事堂の攻撃を計画した罪で逮捕されたことは記憶に新しい。また先月イエメンでアルカイダのナンバー2であるアメリカ国籍のアンワル・アル・アウラキが無人機の攻撃により殺害された。イラクやアフガニスタンでは無人機による攻撃は日常的に行われ、パキスタンでも2,000人以上の敵兵を殺害している。

ラジコンヘリコプター愛好家のくまごろうとしてはリモコン模型が兵器に使用されることは悲しいことだが、所詮戦争とは殺し合い、兵士が発射したミサイルと無人機による殺傷に違いはない。鉄腕アトムの世界のように、ロボットは決して人に刃を向けない世の中になってほしいものだ。
#PC #テクノロジー #ネット

People Who Wowed This Post

柚子

thread
柚子
9月4日付ブログルでは、わがやの柚子には2つしか花が咲かなかったと書いたが、実はもうひとつ咲いていた。ただこの花は早くに散ってしまい、くまごろうにはあまり花を楽しませてくれなかった。そのため、この花は実にはならないだろうと諦めていたのだが、9月中頃に柚子の木をよく見ると、もうひとつ実がなっているではないか。他の2つの実と遜色ない大きさですくすくと育っている。

この写真では前回紹介した実と、隠れていたもうひとつの実が写っている。この木にはこの他にもうひとつ実がなっている。実はいずれも直径が20ミリ位になっており、これなら12月頃にはゴルフボール程度に成長するのではないか、と期待している。1ヶ月の間に8ミリ程度成長したことになる。

昨年10月23日付のブログルの写真では黄色くなった大きな実がふたつなっているが、今年はこの大きさまで育つか自信がない。でも今から10年後にこの木がくまごろうよりも高くなり、たくさんの実をつけることを夢見て大切に育ててゆこう。
#園芸 #花

People Who Wowed This Post

  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account
Happy
Sad
Surprise