「失敗」
この言葉を聞くと日本人の多くはネガティブなイメージを持つと思います。
私もできるなら失敗は避けたいと思ってしまいます。
ですが必ずしも失敗は悪いものではなく、成功するためには必要な経験だと考えます。
私たちはこれまでの成長過程で多くの失敗から学び、経験を活かして、改善してきました。
わかりやすく言えば、
自転車に乗れるようになった経験
仕事ができるようになった経験
初めからできていたわけではないことも、繰り返し修正をしてきたからこそです。
私もこれまでコーチングを部下に実践したけども上手くいかなかったことや、認知症ケアで推察したことがうまくはまらなかったことなど、たくさんの失敗をしてきました。
ですが、沢山の失敗をしたからこそ得た経験があるからこそ、自分のリソースにもなりました。
失敗を恐れて何もしないのではなく、失敗を通して、何を得るのか考え行動することの方がよっぽど人として成長することができます。
緊急事態宣言もいよいよ解除になりますね。
群馬県でも警戒レベルが2に引き下げられることで人の動きが活発化されてきました。
とはいえ、私のような福祉で働く人たちは去年から変わらず動きに制限がついて回ります。
だからお家で過ごす時間が減ることはあまりないかもしれません。
あなたはどんなお家時間を過ごしていますか?
ゲーム?
映画?
私はAmazonプライムや娘と庭先で遊んだりする程度です。
そろそろネタ切れ感でできてますので今後のお家時間に備えてパターンを増やしていきたいです。
暖かくなってきたし、公園にお花見ぐらいは行きたいものですね。
感染予防を徹底して外出をお楽しみください。
海馬には場所細胞があるというのをご存知でしたでしょうか?
2014年ノーベル賞を取られたオキーフ博士の研究で明らかになりました。
海馬とは記憶を司る脳の部分のことを指します。
認知症を発症すると主にこの海馬が萎縮することで記憶が抜け落ちやすくなります。
私たちは普段記憶をどのようにしているか意識したことがありませんが、
記憶はあるプロセスを辿って記憶化されるので、
記憶のプロセスを意図的に行い、記憶の定着率を良くすることも可能です。
今日はそれとは別の話になりますが、
場所細胞があるということは人は記憶によって行動をしていることになります。
過去の経験、体験、出来事、周りからの話し、こんな感じのことを無意識的に感じ取って行動に移しています。
これらは脳が記憶しているからこそになります。
そしてこの脳が安定や安心を求めるので、多くの人は変化を嫌うようにできています。
そしてそれは組織でも一緒です。
なぜ組織も一緒なのか?
それは組織を作っているの同じ人だからです。
変化を嫌う人たちが組織を作っているのだから、組織も変化を嫌うんです。
組織に根付いたことを変えるには組織、組織の習慣を変えることから始める必要があります。
ただし組織も人だからいきなり変化をもたらそうとすると安定思考が働いて拒否反応が起こります。
これが今まで組織改革が上手く行かなかった理由になります。
ではどうすれば良いか?
やはりいきなり変えようとせず一つずつ変えて行く。
時間はかかるがこれが1番の近道になります。
組織に変化をもたらしたい方は地道に一つずつ変えていきましょう。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
現役の管理職が教える{介護リーダーのマネジメント研修}の湯浅
群馬、栃木、埼玉、千葉、神奈川、東京
私は、介護現場のリーダーとしての仕事(マネジメント)を教えています。
介護職のリーダー次第でチーム、組織も変わる
リーダーのマネジメントで、ケアの質も変わる
リーダーのマネジメントで、働きがいも変わる
資格
認知症介護指導者
介護支援専門員
GCSプロフェッショナルコーチ
原田メソッド認定講師
ブランドマネジャー1級
介護士としてもリーダーとしても求められることはたくさんあります。
その中でも双方に共通して必要な必須スキルがあります。
それはなんだと思いますか?
正解です!
観察力です!
観察力が高い人の特徴は
良く気をつけないと見えない部分まで見ているため、小さな変化に気づきやすい。
またコミュニケーション力にもつながる力です。
表情、態度、言動、仕草、雰囲気、など相手の状態から読み取る力になります。
見ると観察は全然違います。見るは意識してないので入ってきた情報は流れ落ちていきます。
介護士は利用者の方の変化に敏感でいることが求められます。
そしてリーダーも部下やチームの細かい変化に気づける力が求められます。
だからこそ観察力が求められます。
観察力が低い人は残念ながら、
得られる情報が少ないので、気づきも生まれにくく、成果を出しにくいと思います。
観察力を鍛える方法もあります。
1.興味を持つ
興味を持って意識を向けるだけで得られる情報量が変わります。
2.事実だけを見て、主観を入れない
人は情報に色をつけてしまうので、色をつけずに見ることが大事です。
3.観察→想像→推理→行動を繰り返しす。
4.固定観念を取り除く
5.周囲を良く見る
このようなことを意識すると観察力は高まります。
後はリソースから考えることも大事で、
私であれば昔から人の顔色を伺っていたり、サッカーのポジションがディフェンスだったこともあるので、とにかく相手を観察する癖がついていたりします。
今から鍛えることも大事ですが、これまでの経験で観察力が身についてることもあるはずです。
ぜひ振り返ってみてください。
おはようございます。
昨日は私が勤めている事業所の研究発表会が行われました。
9つのユニットがあるので9つの発表が行われました。
1年間チームで取り組んできたことの総仕上げとなります。
今年はどのユニットもいつになくプレゼン資料に力が入っていました。
毎年、またやるんですか?と後ろ向きな発言が聞かれる研究活動でしたが、発表資料作成や望む姿勢はポジティブなものでした。
研究活動は何かプラスのことをしようとしなくても、普段行っているケアの検討や改善、環境調整、ユニットケアや認知症ケアの推進を活動の一環として行うだけでも意味があります。
また普段は意図を持って効果測定をしていないことも多いので、発表する際に評価することは介護サービスの質の向上に直結します。
9つともにそれぞれの特徴があって良かったと感じました。
次年度はどのような研究発表がなされるのかまた楽しみにしたいと思います。
おはようございます。
来年度から介護報酬改定が行われ、その際に科学的介護が強く打ち出されています。
介護も医療と同じようにエビデンスが求められていることですね。
ですが何をもって科学的とするのか、エビデンスとするのかは課題が残っている気がします。
ケアにも根拠が求められると論理的思考に慣れていない現場は混乱するでしょう。
私は現場に大切にして欲しいことは
自分の直感や主観的情報を大切にして欲しいです。
なぜか?
先月でしょうか、ケアカンファレンスに参加した時に現場から、普段の様子から気になることや傾向を確認したところ、色々情報が出てきました。
実はそれは生きた情報です。
ですが大抵の人はその情報を根拠を持って説明できないからと流してしまいます。
たしかに根拠はありません。
ですが主観的情報で今は根拠がなくても客観的情報にする方法はあります。
それは他のスタッフにも聞いてみることです。
多角的に情報を集めます。
同じ感覚や情報を持っている人が多ければそれは一つの客観的情報として扱えます。
これは立派な科学的介護であると私は考えます。
だから現場の人に大切にして欲しいことは日々のケアから集めた主観的情報を信じてほしい。
そしてそのままにせず客観的情報にすることです。
主観的情報のままにとどめておくことはあまりにももったいないです。
介護の世界では専門職でもいまだに食事、排泄、入浴など身の回りのことを
支援することが介護だと思っている人が多いです。
ですが介護には正解はなく、これをやっていればよいというわけではないんですね。
私は介護の本質は「人」をみる仕事だと思っています。
そのために必要な事は、人に対する当たり前の姿勢、そして観察力と洞察力を用いて
その人を知ることが重要になります。
これをやらずに介護者は目先のテクニックや知識だけを身に付けようとします。
本当に大事なことはテクニックや知識はケアを行う上での引き出しの一つに過ぎないことを理解して身に付けることが大事です。
それは要介護度、認知機能、身体機能、性格傾向、既往歴等から
その人に合ったケアをテーラーメイドで組み合わせることが
介護のプロフェッショナルとして求められるからです。
おそらく研修やセミナーでさまざまな技法を学んでも
上手く活かせない人はいわゆるテクニックや知識といった
表面上のスキルアップしかしていない人ですね。
人一人にたいして一概にこれをやっておけばよいという正解はありませんが、
数式のように解き方。
つまり成解をいくつも用意しておくことが大事です。
そうすればこの方のこの症状にはこの数式が合うかもしれないといった
処方箋が処方できるようになります。
そうやって少しずつ本人の症状に合わせた調合ができるようになったり、
本人の相談に合わせて適切なサービスが提供できるような
コンシェルジュのような存在になれるのではないでしょうか。
そんなことできるわけないと思う方も多いです。
でもできないと思えばできませんし、なりたいと思えば近づくことができ、
いつしかそんな存在になれると私は思っております。
病院の受診利用者の方の付き添いに行くことがあります。
そんな時割と多く聞く言葉が
「ちょっと待っててくださいね」
とか
「いくつか検査したら声かけます」
など看護師さんから言われます。
「はい、わかりました」と言って
待つこと30分はざらで、長いと1時間以上待ったことも。
だったら戻って仕事も出来たかもしれないし、別の者に代わってもらえたかもしれないと思ってしまいます。
病院からすれば普通のことなんでしょうけど待つ側からするとちょっとのレベルではないんですよね。
この「ちょっと」という言葉が解釈の違いを生んでしまうんです。
ではどうすれば良いのかというと数字で伝えれば良いだけなんですよ。
単純に「30分〜1時間ぐらいかなります」
と伝えるだけで待つ側の心づもりができます。
仕事でも一緒で何にしても数字を入れることで共通認識もはかりやすくなります。
これは相手のためでもあるけど自分のためでもあります。
相手に自分の思った通りにしてもらいたければ、伝わる伝え方をすることが大事になります。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
現役の管理職が教える{介護リーダーのマネジメント研修}の湯浅
群馬、栃木、埼玉、千葉、神奈川、東京
私は、介護現場のリーダーとしての仕事(マネジメント)を教えています。
介護職のリーダー次第でチーム、組織も変わる
リーダーのマネジメントで、ケアの質も変わる
リーダーのマネジメントで、働きがいも変わる
資格
認知症介護指導者
介護支援専門員
GCSプロフェッショナルコーチ
原田メソッド認定講師
ブランドマネジャー1級
おはようございます。
昨日で3.11から10年が経過しましたね。
あれから10年早いと感じたか、長いと感じたか人それぞれの感覚があると思います。
自分は成長できているか。
社会に貢献できているか。
そんなことを振り返った1日でした。
未来を作っているのは私たちですが、明日を私たちが生きられる保証はありません。
だからこそ自分の未来をしっかり見つめて自分に今できることを精一杯すること。
今を全力で生きることが大事なんだと感じます。
当たり前があたりまえにある幸せを意識してこれからの日々をまた全力で生きたいと思います。
おはようございます。
年度末になり人事異動の辞令が出される時期になりました。
介護施設では年度末に人事異動が出される会社や法人はどちらかというと少ないかと思います。
私が勤めているところでも特にありません。
人事に関しては不満に思う人も出てくるでしょう。
そんな時リーダーや管理者として部下の意見や言葉に耳を傾けてあげることは大事なことです。
相手の不安や本心を聞いてあげることも大事ですね。
ですが気をつけて欲しいのが話しを聞いて組織としての結果を覆そうとしてしまうのは良くありません。
例えば、
「なぜ自分じゃないといけないのか」
と騒いだ人がいて、辞められたら困ると考え異動を取り消す。
このような事態になったら組織としての軸がブレます。
「言ったもの勝ち」になる風土は作ってはいけないと言うことです。
私も普段コーチング型のマネジメントで関わっていますが、この組織のあるべき姿を意識して伝えています。
つまり、耳を傾けることは大事ですが意見をそのまま吸い上げる必要はない。
ここは一つ押さえておいて欲しいですね。
全員が納得することはできないかもしれませんが、個人の意見だけで組織の方針が覆されると他の者に示しがつかなくなります。
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