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1月にリクエストした本がようやく回ってきました。
『旬のカレンダー』 旬の暮らしをたのしむ会
◇内容◇
1年12カ月、その時期旬の食材、行事、レジャー、手土産、花、など400個の旬のものを紹介。
慌ただしい毎日のなかで、少し立ち止まって、暮らしのなかに「季節感」を取り入れてみませんか。
お金をかけずに、何もない日を特別な日にする「何する?」「どこいく?」「何食べる?」が見つかる1冊。
3月からはじまり、2月で終わります。
旬の野菜、旬の魚介、旬の味、旬の菓子、旬の花と花言葉、
季節のレジャー、季節の家仕事、季節の行事。
最後に大切にしたい神社・お墓参りの作法も。
家庭で教わることが少なくなった現代・・・
一年をたのしむ教科書的な本です。
【本】
2023/1/30
1月に出版されていたのを3月初めに気付いて
図書館にリクエストして、ようやく手元に届きました。
◇内容◇
よき時、それはかつての栄光ではなく、光あふれる未来のこと。
欅の大木たちの「ウニ、ヤニ、ハニ、アニ、ムニ、ギニ」という言葉に四合院造りの家主・兵馬が耳を聳てるところから始まる。
いつか、愛する者たちを招いて晩餐会を——
九十歳の記念に祖母が計画した、一流のフレンチシェフと一流の食材が織りなす、豪華絢爛な晩餐会。
子どもたち、孫たちはそれぞれの思いを胸にその日を迎える。
徳子おばあちゃんは、なぜ出征が決まった青年と結婚したのか?
夫の戦死後、なぜ数年間も婚家にとどまったのか?
そしてなぜ、九十歳の記念に晩餐会を開くことにしたのか?
孫の綾乃は祖母の生涯を辿り、秘められた苦難と情熱を知る——。
一人の命が、今ここに在ることの奇跡が胸に響く。
そして、最後は、四合院造りの兵馬へとつづく。
相変わらず、巧みな文章力でした。
四合院造りの始まりでは、本を閉じたくなりましたが、
次第に物語に深く入っていきました。
最後になって、再び四合院造りの家庭に着地するとは思いませんでした。
昨年まで、長生きしたくないとずっと考えていました。
それなのに天寿近くまで生きるとよく言われます。
天から人に愛情を分け与える使命を授かっていると・・・
まだまだ長い人生は、続くのだから、愉しまなくては!!
【本】
2022/8/30
2022/9/25 第二刷
弥勒シリーズ11作目。
発売された後に図書館にリクエストしたら、届いた本は二刷でした。
【あらすじ】
元刺客の小間物問屋の主・遠野屋清之介と老練な岡っ引・伊佐治は、
捕り方に追われ、ある朝忽然と消えた同心・木暮信次郎の謎を追う。
いったいどこへ? いったい何が?
次々と見つかる火傷の痕をもつ死体の意味は?
江戸に蔓延る果てない闇を追い、男と男の感情が静かに熱くうねり合う。
最終段階まで、姿を現さない信次郎。
周りの思いの深さを感じました。
かたっ。最初の頃のこの音がキーワードでした。
少し澱んだ感じでしたが、最後まで面白く読めました。
このシリーズは、まだまだ続きそうです。
【本】
2022/7/27
あらすじ
江戸は神田三島町にある袋物屋の三島屋は、風変わりな百物語をしていることで知られている。
語り手一人に聞き手も一人、話はけっして外には漏らさず、
「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」これが三島屋の変わり百物語の趣向である。
従姉妹のおちかから聞き手を受け継いだ三島屋の「小旦那」こと富次郎は、
おちかの出産を控える中で障りがあってはならないと、
しばらく百物語をお休みすることに決める。
休止前の最後の語り手は、商人風の老人と目の見えない彼の妻だった。
老人はかつて暮らした村でおきた「ひとでなし」にまつわる顛末を語りだす
第一話 賽子と虻
第二話 土鍋女房
第三話 よって件のごとし
八刊目になりました。今回の作品は、なんだか時間が止まったような留まったような感じでした。
いつもの面白さがあまり感じられませんでした。
【本】
最近、読みたい本がなくて、古典に帰ろうと思い、
先日は中学生の時に読んだ『ジェーン・エア』を再読しました。
図書館では、世界文学全集しかなく、古い本を借りて読みました。
ラミネートコーティングされていない本でした。
ラミネートコーティングされた本は、本が斜めに傾くので好きではありません。
図書館の本は、たくさんの方が読むので仕方がありませんが。
2mmの活字が二段に並んでいて、眼がシバシバしました。
慣れると進みます。
今回も世界文学全集で、2mmの活字が二段に並んでいました。
閉架本で、ラミネートコーティングされていません。
昭和33年発行の本なので、私は未だ生まれていません。
『ジェーン・エア』も同じ大久保康雄さんの訳でした。
この方の訳が非常に好きです。
『レベッカ』は、独身の頃、テレビで見て、それから本を読みました。
久しぶりに読むと、忘れている物語が再度愉しめました。
【本】
2005.8.30
読みたい本がないので
本棚から古い本を抜き出して読み返しました。
2005年8月30日出版の本です。
難解な内容で、新刊が出てすぐに買ったものの飛ばし読みした本でした。
ほとんど記憶に残っていません。
はじめのフリオの物語は、面白く読めましたが、
カッサンドラの物語に入るころから、進まなくなりました。
シマの物語・・・異次元の話に突入すると、更に進まなくなりました。
そういえば、現在とシマが交互に語られるので、
当初は、シマの物語を飛ばして読んだのを思い出しました。
我慢して読んでいくうちに面白くなりました。
私の中で、17年間の時が動き始めたようです。
シマの物語もなるほどと読めました。
最後は、壮大な宇宙観・世界観を漂わせているのに、
どうして、こうなるの?
ちょっと物足りなかったです。
ぬか床を故郷の島へ帰そうとした父母の心筋梗塞死、時子叔母の心筋梗塞死、
なのに久美は、なぜ故郷の島へ辿り着けたのか?
カッサンドラを葬り去ったから?
読後に疑問が残ります。
◇内容◇
時子叔母が死んで、久美は代々伝わるというぬか床を世話することになった。
そのぬか床に、得体の知れない卵が出現。いったい何が起こっているの?
久美は酵母研究者の風野さんを伴い、ぬか床由来の故郷の島を訪ねる。
増殖する命、連綿と息づく想い……。
解き放たれてたったひとりの自分を生き抜く力とは?
【本】
何度もぬか床に挑戦したものの、結局、私のぬか床はないままです(苦笑)
2022/4/10
6月20日に予約して、7月20日に順番が回ってきました。
久しぶりのヒット本です。
ストレスの9割が「期待」から生まれる
期待しないーーそれだけで心と体は整っていく
にっこり笑う
1対2の呼吸法
何事も「ゆっくり」行う
五感で自然を感じる余裕
一度読みましたが、もう一度ゆっくり読みます。
アーユルヴェーダに通じるところもありました。
【本】
2015.8.10 3刷
単行本が図書館にないので、最近は、文庫本を借りています。
文庫本は、読み難い。
それでも、面白い作品でした。
日曜日の宵から月曜日の朝にかけて、
物語は夜の闇の中をスリリングに展開して行きます。
私も同じ夜を駆けるように読み進みました。
◇内容◇
その夜―。
関沼慶子は散弾銃を抱え、かつて恋人だった男の披露宴会場に向かっていた。
すべてを終わらせるために。
一方、釣具店勤務の織口邦男は、客の慶子が銃を持っていることを知り、
今晩中に銃を奪い「人に言えぬ目的」を果たすために。
それを阻止しようと佐倉修治は追いかけていく。
いくつもの運命が、一夜の高速道路を疾走する。
読後は、しっくりこない。
↓
文中より…「我々は、被害者同士で殺し合い、傷つけあったような気がしますね」
味わいのある単行本
本は、単行本でなくては読んだ気がしません
1992/9
検索していたら、未だ読んでいない本が見つかりました。
図書館では、閉架になっていたので、本自体に味わいがあります。
作品自体は、『模倣犯』に似ていて、こう着地したのかと感じました。
事件に絡む人々の財布が事件を語るおはなしでした。
それぞれの財布たちが愛おしい作品です。
◇内容◇
轢き逃げは、じつは惨殺事件だった。
被害者は森元隆一。
事情聴取を始めた刑事は、森元の妻・法子に不審を持つ。
隆一には八千万円の生命保険がかけられていた。
しかし、受取人の法子には完璧なアリバイが…。
刑事の財布、強請屋の財布、少年の財布、探偵の財布、目撃者の財布、
死者の財布、旧友の財布、証人の財布、部下の財布、犯人の財布、
エピローグ 再び、刑事の財布。
“十の財布”が語る事件の裏に、やがて底知れぬ悪意の影が。
【本】
2020/9/30
今回も愉しめた作品です。
7つのお誕生会のおはなし。
それぞれの日常が繋がっていきます。
自身のお誕生会の時代が蘇りました。
万華鏡・お誕生会が禁止された小学校
サプライズパーティ・姪っ子にサプライズで企画したお誕生会
月の石・母が台無しにしたお誕生会
ビジネスライク・お誕生会好きの会社の上司
ドールハウス・クラスメイトの中国人のお誕生会
あの日から、この日から3.11に祝うお誕生会
刻の花びら・認知症の母が祝ってくれた誕生日
どれも切なくて、それでいて心温まるおはなし。
本の表紙も好きです。
【本】
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