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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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雑記四十九

thread
図書館に来て、詩に関する本を二冊選び席に座り。
しかし、やはり本を開かずに詩を書いてしまうのです。

いつもの事ですので、我ながら少しは本を読めよ、
そんなツッコミを入れたくなりますが……

仕方ありません、もうどうにもならない病気みたいで
止(や)められない止(と)まらない詩作の塩加減に指が反応してしまうのですから。
ブログを開設してひと月になりました。
詩をどんどん書いて、どんどんアップしてきましたが
やっと七十三作の投稿が出来ました。
数を求めているわけではないのですが、
一年で千作は投稿したいという目標があります。

それは闇雲に詩を投稿するというわけではなく、
リアムタイムで詩を綴り
その詩の完成度が高く、推敲入らずで
口から吐く言葉が詩になり、
呼吸している事が、歩く事が、走る事が、見る事が、感じる事を
その場で詩として完成させるという
生きている事自体が詩作となる次元で詩の世界を歩みたい!

なんか、熱く語ってしまいましたが、
今、そんな気持ちで当面はこのスタイルで行こうと思っています。
それは、たぶんコンプレックスへの継接ぎと
訪れなかった青春を今、奮い起こさせ進むという青春を夢見ての事でしょう。
やっと始まった気がしています!!
#雑記

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天空の図書館

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僕は天空の図書館にいる
人の上、車の上、ビルディングの上
誰にも届かぬ遠いところで
真っ白なページの雲を読んでいる

そよそよと感じてくる柔風
程よいほどの光のシャワー
僕のエッセイに希望を与えてくれる

誰もいないのに寂しくない気持ち
読書の時間は静かに優しく

見知らぬ鳥がめくったページに現れる
僕と同じ高さで飛んでいても
違和感などありません
もっと天高く翼を広げて飛んで欲しい

僕よりもお日様は低いところで
足元を照らし始めている
暗くなってはたいへんと月が光りだす
読書の夜は幸せだけが微笑んで

誰もいないのに嬉しくなる気持ち
天空の図書館は愛しく夢みる

#詩

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さらりさらさら

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さらりさらさらさらり風
さらなる旅路にさらりと吹いて
僕はさらりさらりと進みたい

さらりさらさら
さらりさら
さらりさらさらさあらさら

立ち止まる気はさらさらないよ
さるものは追わないように
さらりさらさらとさようなら

さらりさらさら
さらりさら
さらりさらさらさあらさら

さらさらさらさらり風
次の街へさらにさらさら吹いて
さらりさらさらさようなら

さらりさらさらまた会う日まで
さらりさらさらさようなら

#詩

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遠近両用メガネと首の関係

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遠近両用のメガネに慣れてしまう
もう近視だけのものには戻れない

老眼に合わせた度はレンズの下部
階段を降りる時に頭が下になると
近距離を老眼の目で近視用で見る
段差が歪んで見え転けそうになる

だから目だけを動かし下を見てる
すると頭を下げない習慣がついて

ダブレットや本を読むときも同じ
頭を下げない姿勢を保つ事になり
首への負担を軽減してくれるから
頚椎を痛めた私にとってはとても
遠近両用のメガネは快適な道具だ

電車内では皆さんが首を下げては
スマホの画面を目で追うのだから
ストレートネックを促進している
そんな気がしてくるこの頃である

老眼になり悪い事ばかりではなく
姿勢を正すことの出来る遠近両用
なんと素晴らしいハイブリッドな
矯正器具に出会ってしまったのか

#詩

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ドヤ街の雀士

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統計学だけでは勝てやしない
敵の機微を見逃すことなく心理を暴く
それが雀士の目だ

小芝居をし
小芝居を見破り

脅し
脅しにのらず

能面をかぶり
顔色を伺い

速さで威圧
急かされず打つ

癖を持たず
相手の癖を見抜く

勝負はせず
相手に勝負させる

何もかも思い通りにいかない
赤ん坊をあやすように
ひたすら相手の様子を伺い続ける
楽しみなんてありゃしない

牌を握り生きてゆくということは
つまらない麻雀を打つ
そんなもんだろう

負ければ裸にされ
それでも立ち上がらなければ
生きる場所などない
卓を囲み
賭博は生きる糧

牌を握り生き
牌を握り死んでゆく

家族も女も自分も捨て
どん底で牌を打つ
そんな馬鹿な生き方しかできない

雀士は何処に向かっているなんて関係ない

ただ
生きるために
牌を打つ

そういう生き物だ

#詩

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右君は左君から聞いた

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君は右君だと思っているみたいだけど
ほんとうは左君なんだよ
右を見ると右君の僕がいるでしょ
だから君は左君なんだよ

僕を左君だと思っているでしょ
だったら僕が左君になってもいいよ
右君でも左君でも構わないよ
右君に拘っても左君に拘っても
僕は僕で僕以外の僕じゃないんだから
それに君は君で君以外の君じゃないんだから

#詩

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弱い朝から

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朝は弱い僕を知っている

不安が目を覚まさせ
今日の始まりに躓いて起き上がる
昨夜の他愛もない一言が
浅い眠りから気怠さへ繋げて

椅子に座り肩を落とす
カラダは重たく沈んでゆく

ミャ〜と猫が膝に飛びのり
何もかもお見通しのその目で
僕を見つめると腕を伸ばし胸を掻く

両手で撫でる
気がかりを少し消しながら

猫は静かに飛び降り離れてゆく
遠い目で窓の外を眺めながら
僕の視線を誘導して

今日も深々と雨が

共感が濡れ染み込んで
僕はやっとの思いで立ち上がる

#詩

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Loopy

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月に雨
螺旋を描き
ダーツのように大地を刺す雨
泥は隆起し足枷となり
俺の足は奪われる

腹を空かした禿鷹が距離をおき
俺という獲物の様子を伺う

すでに食物連鎖を
俯瞰している立場ではない

だが俺はまだ生きている
お前達が集まるにはまだ早い

失せろ
失せろ
俺は終わっていない

次第に
腐食してゆくカラダ
弱気から捻じ込んでくる死

疲弊した俺の前に
甲高い声で笑い
黒マントの悪魔が降りてくる

トドメを刺すのか

凍りつくような微笑
悪魔の指は
俺の頭を鷲掴もうと腕を伸ばす

俺は睨み返し唾を吐く

悪魔は再び微笑み
低い声で

死ね

消える悪魔のカラダから
無数のコウモリが湧く

月を覆い尽くすコウモリ
雨の暗闇

空気に亀裂
雷がメトロノームを刻むように
音を立て光を放つ

断続的に暴れ狂う馬

確実に俺に向かっている

一枚づつ姿を変える馬

前足が消え

後ろ足が消え

頭部が消え

胴体が消え

それでも俺に勢いは来る

残された尻尾が波打ち
俺の頬を叩く

目を閉じる反射

ガラスの割れるような音
耳からカラダ全体に響き
神経が潰れる痛み



限界を越え
振り出しに戻る



月に雨
螺旋を描き
ダーツのように大地を刺す雨
泥は隆起し足枷となり
俺の足は奪われる

腹を空かした禿鷹が距離をおき
俺という獲物の様子を伺う



月に雨
生への執着止まずに

#詩

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枯渇のオアシス

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今日も飲まされながらも
満たされぬ渇きが次第に強くなる
主人はテーブルにコップで差し出す

ふたりは笑窪をつくる、上手につくる

定事の絶対に手だけが震え
右手に左手を添えれば
左手も震え
次第にテーブルがガタガタと震え
床に共振すれば主人が痙攣し始めながら

これは僥倖だ
素晴らしき我がオモチャよ
さあ、もっと飲みなさい
もっと、もっとだ

頭蓋骨の穴から甲高い声を発する

飲みたい、もっと飲みたいのです
水をください、どうか水をください

潤うことの知らない喉は水を欲しがる
与える優越が無情に有情を
終わることのないふたりの因果

主人は知っている
自分が本当はオモチャであることを

テーブルに水のないコップを差し出す
ふたりは笑窪をつくる、上手につくる

喉に拘束の美を流し込み
留まらない渇きに震えながら
ふたりは笑窪をつくる、上手につくる

#詩

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騒客(そうかく)

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愚かなる我を知り
充実から滲む言葉を磨き
喜ばせよう貪欲を散りばめ
放つ詩は惜しみなく
鈍き輝きであろうとも
光放つ詩人であれ

咀嚼しきれぬ想像
表現しきれぬ創造
未だ貧困なる詠み手だが
山月記の詩人と同一化せず
虎に成ることを拒み
拒絶は頑固に硬い

コンプレックスを才能の素とし
先天的な継続力
集中に溺れて微笑む楽観の機動力
力をハイブリットな螺旋で濁り合わせ
努力からでは得られない道
想起の渦巻く言葉を繋いで行く

道の途中
画竜点睛を欠いた愚作を認(したた)めたのなら
足らぬ目玉に全身全霊の体当たりで色づけ
染める言葉は要を撃ち抜き
愚かなる術(すべ)に揺らぐ心は微塵もない
我は情熱を長く持ち続け
その道を突進すればよい

我にある一本道
迷う訳がない





✳︎「山月記(さんげつき)は、中島敦の短編小説。1942年、『文学界』に「古譚」の名で「文字禍」と共に発表された。唐の時代に書かれた「人虎」として知られる中国の変身譚(清朝の説話集『唐人説薈』中の「人虎伝」などに収められている)を元にしている。高校2年生向けの文科省認定教科書『国語』に頻出。
《Wikipediaより引用》

#詩

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