読書会でドラッカーを読み進めながら(Day18)「貢献に焦点を合わせると人間関係が良くなる」

周りとの関係づくり
知識労働者は「チームワーク」で成果を上げる
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

興味深いスタイルの「読書会」で、P・F・ドラッカー著

「プロフェッショナルの条件」

を読み進めています。

その読書会のスタイルは

「一冊の本を参加者が、順番に輪読しながら読み進めるスタイル」

そう、まるで小学校の国語の授業のようにです。

従って、ゆっくり・じっくり聞いて、深く読む感じで、読書が進む。

この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。

不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。

この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

Part2:働くことの意味が変わった
第3章「貢献を重視する」

【よい人間関係をもつ秘訣】

(1)自らの仕事や人との関係において、貢献に焦点を合わせることにより、初めてよい人間関係が持てるのである。

こうして、人間関係は生産的なものとなる。まさに生産的であることが、よい人間関係の唯一の定義である。

(2)我々は、貢献に焦点を合わせることによって、コミュニケーション、チームワーク、自己啓発及び人材育成という、成果を上げるうえで必要な人間関係に関わる基本条件を満たすことが出来る。

(3)第一に、長い間、マネジメントの中心課題であったコミュニケーションが可能となる。

これまで研究されてきたのは、経営管理者から従業員へ、上司から部下へ、という下方へのコミュニケーションだった。

(4)これは上司が部下に何かを言おうと努力するほど、かえって部下が聞き間違える危険が大きくなる。

部下は、上司が言うことではなく、自分が聞きたいと期待していることを聞き取る。

(5)仕事において貢献する者は、部下たちが貢献すべきことを要求する。

「組織、及び上司である私は、あなたに対してどのような貢献の責任を持つべきか」「あなたに期待すべきことは何か」「あなたの知識や能力をもっともよく活用できる道は何か」を聞く。

(6)その結果、まず部下が「自分はどのような貢献を期待されるべきか」を考えるようになる。

そこで初めて上司の側に、部下の考える貢献について、その有効性を判断する権限と責任が生じる。

(7)第二に、貢献に焦点を合わせることによって、横へのコミュニケーション、即ちチームワークが可能となる。

「私の生み出すものが成果に結びつくためには、誰がそれを利用してくれなければならないか」との問いが、命令系統の上でも下でもない人たちの大切さを浮き彫りにする。

(8)知識組織においては、成果を上げる仕事は、多種多様な知識や技能を持つ人たちで構成されるチームによって行われる。

彼らは、フォーマルな組織構造に従ってではなく、状況の論理や仕事の要求に従って、自発的に協力して働く。

(9)第三に、自己啓発と人材育成はその成果の大部分が、貢献に焦点を合わせるかどうかにかかっている。

「組織の業績に対する自らのもっとも重要な貢献は何か」と自問することは、事実上「いかなる自己啓発が必要か」「いかなる強みを仕事に適用すべきか」を考えることである。

(10)貢献に焦点を合わせるならば、部下、同僚、上司を問わず、他の人の自己啓発を触発することにもなる。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#コミュニケーション #コーチ #コーチング #チームワーク #プロフェッショナル #人材育成 #人間関係 #成果 #生産性 #知識労働者 #知識社会 #組織 #貢献 #責任 #銀座コーチングスクール

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day17)「知識労働者の果たす責任とは」

知識労働者が果たす責任とは?
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この読書会に参加するたびに、ドラッカーがいかに「凄い人」なのかが、心に沁みてきました。

不定期ではありますが、読み進めながら重要な部分を綴って参ります。書かれている内容が相当「深い」ので、行間を理解したい方は是非、書籍を全文で読んで頂きたいです。

この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

Part2:働くことの意味が変わった
第3章「貢献を重視する」


【知識ある者の責任】

(1)知識労働者が貢献に焦点を合わせることは必須である。

(2)知識労働者が生産するのは、物ではなくアイディアや情報やコンセプトである。知識労働者は、ほとんどが専門家である。

(3)事実彼らは通常、一つのことだけを非常によく行える時、即ち専門化した時にのみ、大きな成果を上げる。専門家の産出物は、他の専門家の産出物と統合されて初めて成果となる。

(4)必要なことは、ゼネラリストを作ることではない。知識労働者が彼自身と彼の専門知識を活用して成果を上げることである。

(5)知識ある者は、常に理解されるように努力する責任がある。素人は専門家を理解するために努力すべきであるとしたり、専門家はごく少数の専門家仲間と話が出来れば十分であるなどとするのは、野卑な傲慢である。

(6)貢献に責任を持つためには、自らの産出物すなわち知識の有用性に強い関心を持たなければならない。

(7)ゼネラリストについての意味ある唯一の定義は、自らの狭い専門知識を、知識の全領域の中に正しく位置づけられる人のことである。

(8)自らの貢献に責任を持つ人は、その狭い専門分野を真の全体に関係づけることが出来る。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#コーチ #コーチング #ドラッカー #プロフェッショナル #専門家 #専門知識 #成果 #知識労働者 #貢献

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day16)「組織がなすべき三つの『成果』とは?」

成果とは?
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第3章「貢献を重視する」

【三つの領域における貢献】

(1)なすべき貢献には、いくつか種類がある。あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成の三つである。

(2)これら三つの領域すべてにおいて成果を上げなければ、組織は腐り、やがて死ぬ。(中略)もちろん、この三つの領域の重要度は組織によって、さらには、一人一人の人間によって大きく異なる。

(3)第一の「直接の成果」については、はっきり誰にでも分かる。企業においては売上や利益などの経営上の業績である。病院においては患者の治癒率である。

(4)直接的な成果と言っても、誰にも明白なものばかりとは限らない。だが、直接的な成果が何であるべきかが混乱している状態では、成果は期待しえない。

(5)組織には人体におけるビタミンやミネラルと同じように、第二の領域として「価値への取り組み」が必要である。組織は常に明確な目的を持たなければならない。

価値への取り組みは技術面でのリーダーシップを獲得することである場合もあるし(中略)、もっと安く、もっと品質の良い財やサービスを見つけ出すことである場合もある。

(6)第三に、組織は死という生身の人間の限界を乗り越える手段である。従って自らを存続させえない組織は失敗である。明日のマネジメントに当たるべき人間を今日用意しなければならない。

(7)人間社内において、唯一確実なものは変化である。自らを変革できない組織は、明日の変化に生き残ることは出来ない。

(8)貢献に焦点を合わせるということは、人材を育成するということである。人は、課された要求水準に適応する。貢献に照準を当てる人は、ともに働くすべての人間の視点と水準を高める。

(9)貢献に焦点を合わせるということは、責任をもって成果をあげるということである。


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#coaching #コーチ #コーチング #ドラッカー #プロフェッショナル #リーダー #リーダーシップ #人材育成 #価値 #変化 #成果 #知識労働者 #知識社会 #組織 #貢献 #責任 #銀座コーチングスクール

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day14)「成果を出すためには『習慣化』が必要」

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この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

Part2:働くことの意味が変わった
第2章「なぜ成果があがらないのか」

【それは習得できる能力である】

(1)もし成果をあげる能力が修得できるものであるならば、問題は次のようなものとなる。

「その能力は何から成り立つか」
「具体的に何を修得すべきか」
「修得の方法はいかなるものか」
「その能力は知識か。知識として体系的に修得できるか」

(2)私はこれらの問題を長年考えてきた。コンサルタントとして多くの組織と仕事をしてきたが、成果を上げることは私自身にとっても二つの意味で重要だった。

(3)第一に、知識の権威としてのコンサルタントは、自らが成果を上げなければならない。

(4)第二に、客のもっている成果を上げる能力が、結局のところは、コンサルタントが貢献し成果をあげられるか、単なるコストセンター、あるいはせいぜい道化師の役割しか果たせないかを決定する。

(5)成果を上げる人間のタイプなどというものは存在しない。成果を上げる人たちは、気性や能力、仕事や仕事の方法、性格や知識や関心において千差万別だった。共通点は、なすべきことを成し遂げる能力を持っていたことだけだった。

(6)成果を上げる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつける上で必要とされる習慣的な力である。

(7)成果を上げることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。そして習慣になるまで、いやになるほど反復しなければならない。

(8)私は小さいころ、ピアノの先生にこう言われた。「残念ながら、君はモーツァルトをシュナーベルにように弾けるようにはならない。でも音階は違う。音階はシュナーベルのように弾かなければならない。」

(9)偉大なピアニストたちでさえ、練習に練習を重ねなかったならば、あのように弾けるようにはならなかった、ということである。


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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day13)「成果を上げるための能力が必須!」

「能力」と「知識」は必須
成果を生み出す「方法」や「環境」が必要
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第2章「なぜ成果があがらないのか」

【成果を大幅に改善する方法】

(1)仕事や成果を大幅に改善するための唯一の方法は、成果を上げるための能力を向上させること。

(2)もちろん際立って優れた能力を持つ人を雇うことは出来る。あるいは際立って優れた知識を持つ人を雇うことも出来る。

(3)だがいかに努力したとしても、能力と知識の向上に関しては、大幅な期待をすることは出来ない。従って現在の人間を持って組織をマネジメントしなければならない。

(4)経営管理者に関する本は、あらゆる分野において天才的な才能を発揮できる人を求める。しかしそのような人は、いつの世にも稀である。

(5)我々は、せいぜい一つの分野に優れた能力を持つ人を組織に入れられるだけである。一つの分野に優れた能力を持つ人と言えども、他の分野については並みの能力しか持たない。

(6)従って我々は、一つの重要な分野で強みを持つ人が、その強みを元に仕事を行えるよう、組織を作ることを学ばなければならない。仕事ぶりの向上は、人間の能力に飛躍的な増大ではなく、仕事の方法の改善によって図らなければならない。

(7)一方、企業・政府機関・病院のいづれの世界においても、今日の若い高学歴者のもっとも困った点は、自らの専門分野の知識で満足し、他の分野を軽視する傾向があることである。

(8)しかし専門分野以外について「いかなる分野であり、なぜ必要であり、何をしようとするものなのか」については知らなければならない。

(9)万能の専門家が必要なわけではい。我々に必要なのは、専門分野の一つに優れた人を、いかに活用するかを知ることである。

(10)成果を上げる方法を知ることこそが、能力や知識という資源からより多くの優れた結果を生み出す唯一の手段である。

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#コーチ #コーチング #ドラッカー #プロフェッショナル #専門分野 #成果 #才能 #知識労働者 #組織マネジメント #資源

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day12)「成果を上げるためには『外の世界』を知覚すべし」

外の世界?
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この本の凄さは、出版されたのが2000年、従ってドラッカーは、それ以前の1990年代にはこの草稿を練っていたはず。まるで30年後、2020年代の現在が見えていたかのような記述が随所に出てきます。

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第2章「なぜ成果があがらないのか」

【組織の存在理由】

(1)外の世界への奉仕という組織にとっての唯一の存在理由からして、人が少ないほど、組織が小さいほど、組織の中の活動が少ないほど、組織はより完全に近づく。

(2)組織は存在することが目的ではない。(中略)組織は社会の機関である。外の環境に対する貢献が目的である。

(3)しかるに、組織は成長するほど、特に成功するほど、組織に働く者の関心、努力、能力は、組織の中のことで占領され、外の世界における本来の任務と成果が忘れられていく。

(4)この危険は、コンピュータと情報技術の発達によってさらに増大する。(中略)外の重要なことは、もはや手遅れという時期にならないと、定量的な形では入手できない。

(5)根本的な問題は、組織にとってもっとも重要な意味をもつ外の出来事が、多くの場合、定性的であり、定量化できないところにある。

(6)外の世界における真に重要なことは、趨勢ではない。変化である。

(7)組織に働く者は、必然的に組織の中に生き、仕事をする。従って、意識的に外の世界を知覚すべく努力しなければ、やがて内部の世界の圧力によって、外の世界が見えなくなる。

(8)ものごとをなすべき者は、成果をあげることを学ぶべく、特別の努力を払わないかぎり、成果を上げられないことを知らなければならない。

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#coaching #コーチ #コーチング #ドラッカー #外の世界 #奉仕 #学習する組織 #成果 #知識労働者 #知識社会 #組織 #貢献 #銀座コーチングスクール

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day11)「知識労働者の貢献と成果を阻むもの」

「組織」というものが、貢献と成果を阻む???
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第2章「なぜ成果があがらないのか」

【働く者をとりまく組織の現実】

1.組織に働く者の置かれている状況は、成果をあげることを要求されながら、成果をあげることが極めて困難になっている。

まさに、自らが成果をあげられるように意識して努力しないかぎり、周りをとりまく現実が彼らを無価値にする。


2.組織に働く者は、自分ではコントロールできない「四つの大きな現実」に取り囲まれている。


3.彼らにとっては、それらのものと共生するしか選択の余地はない。しかし、それら四つの現実のいづれもが、仕事の成果をあげ、業績をあげることを妨げようと圧力を加えてくる。

(1)時間はすべて他人に取られる。

①誰でも彼の時間を奪える。現実に、誰もが奪う。

(2)自ら現実の状況を変えるための行動を取らない限り、日常業務に追われ続ける。

①しかも日常の仕事は、本当の問題点どころか、何も教えてくれない。

②彼らに必要なのは、本当に重要なもの、つまり貢献と成果に向けて働くことを可能にしてくれるものを知るための基準である。


(3)組織で働いているという現実がある。

①他の者が彼の貢献を利用してくれる時にのみ、成果をあげることが出来る、という現実である。

②組織は一人一人の人間の強みを発揮させるための仕組みである。

③通常、成果をあげるうえで最も重要な人間は、直接の部下ではない。他の分野の人、組織図の上では横の関係にある人である。あるいは上司である。


(4)組織の内なる世界にいるという現実がある。

①誰もが自らの属する組織の内部を最も身近で直接的な現実として見る。一方、外の世界で何が起こっているかは、直接には知りえない。

②しかるに、組織の中に成果は存在しない。全ての成果は外の世界にある。


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#コーチ #コーチング #プロフェッショナル #成果 #知識労働者 #組織 #貢献 #銀座コーチングスクール

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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day10)「貢献をなすべき知識労働者はエグゼクティブである」

貢献
知識
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第2章「なぜ成果があがらないのか」

【現代社会の中心的存在】

(1)今日では、知識を基盤とする組織が社会の中心である。その中心的な存在は、筋力や熟練ではなく、頭脳を用いて仕事をする知識労働者である。

(2)知識労働者が成果をあげるためには、適切な仕事に取り組まなければならない。そのような仕事は、肉体労働のために開発した手法では測定できない。

(3)知識労働者を直接あるいは細かく監督することはできない。彼らには助力を与えることが出来るだけである。知識労働者は自らをマネジメントしなければならない。成果をあげるべく、自らをマネジメントしなければならない。

(4)知識労働者が何を考えているかは確かめようがない。だが考えることこそ、知識労働者に固有の仕事である。考えることがなすべき仕事の始まりである。


【すべての者がエグゼクティブ】

(1)今日の組織では、自らの知識あるいは地位のゆえに、組織の活動や業績に実質的な貢献をなすべき知識労働者は、すべてエグゼクティブである。

(2)組織の活動や業績とは、企業の場合、新製品を出すことであり、市場で大きなシェアを獲得することである。病院の場合は、患者に優れた医療サービスを提供することである。

(3)組織のそのような能力に実質的な影響を及ぼすために、知識労働者は意思決定をしなければならない。そして自らの貢献について責任を負わなければならない。

(4)自らが責任を負うものについては、他の誰よりも適切に意思決定をしなければならない。

(5)ここで折角の意思決定が無視されたり、また左遷されたり、解雇されたりするかも知れない。だがその仕事をしている限り、仕事の目標や基準や貢献は自らの手の中にある。従って、ものごとをなすべき者はみなエグゼクティブである。

(6)知識労働者は、量によって規定されるものではない。成果によって規定される。


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読書会でドラッカーを読み進めながら(Day9)「知力とは別の、成果をあげるための能力が必要」

「成果をあげる」ための能力とは?
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第2章「なぜ成果があがらないのか」

【成果をあげる能力とは何か】

(1)ものをなすべき者の仕事は、成果をあげること。しかし、ものごとをなすべき者のうち、大きな成果をあげている者は少ない。

(2)知力はある。想像力もある。知識もある。しかし、知力や想像力や知識と、成果をあげることとの間には、ほとんど関係がない。

(3)頭が良い者が、知的な能力がそのまま成果に結びつくわけではないことを知らない。

(4)知力や想像力や知識は、あくまで基礎的な資質である。それらを成果の結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。

(5)これが当然明らかにも拘わらず、この点が放置されていた理由の一つは、成果をあげることが、組織に働く知識労働者に特有な能力だからである。

(6)肉体労働者は能率を上げれよい。決められたことを正しく行う能力があれば良い。


続きは、また後日に記します。

ではまた明日!
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木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day15)「PL社長 vs. BS社長」

Balance Sheet(BS)?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、キーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第4章「こうすれば『経営社員』は育つ」
~五つの心得と八つの方法~

章立て
1.どんな会社でも経営社員は必ず育つ(本日)
2.五つの心得
3.八つの方法


「どんな会社でも経営社員は必ず育つ」

章立て
1.「経営社員」の育成が会社を強くする(本日)
2.進化する「経営社員」
3.伸びる社員 vs. 伸びない社員


1.「経営社員」の育成が会社を強くする

(1)中小企業の経営者は「見栄っ張り」である。自分の成功を見える形でひけらかそうとする。例えば、店舗数、高級車、自社ビルなどなど。

(2)一方、利益を生まない自社ビルは資産ではなく、実質的に負債である。

(3)短期的な利益しか追わない経営者の頭の中は損益計算書(P/L)しか見えていない。(PL社長)

(4)私が純資産を急増させることが出来たのは、社長を筆頭に全社員が貸借対照表(B/S)を意識出来たからである。「BS社長」の下に「BS社員」が育った。

(5)「経営社員」とはBS社員であり、時間をかけて彼らを育成することは、会社の資産を増やし、変化対応力を高める最短ルートである。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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