以前にもブログルにアップしたことがありますがこの建物は
昭和初期に建てられた銀行の支店でした
当時は現在のようにプラスティックや化成品、石膏ボードなど
全てナイナイ尽くしの時代です
石工や大工、造作の全てが手わざで行なわれた時代です
この保存された建物は「郷土資料館」の一画にあり
内部は自由に見学が出来ます。しかもレストランが営業され
銀行員が働いていた店内で食事が出来ます
地元、郷土資料館の新館は既に失われた旧市役所の
デザインを模して建てられました
最近、本の復刻版も沢山出ますが、建物も壊したものを
外観だけでも復元する傾向にあります
時代の重厚感はありませんが、それなりの様式は感じられます
庭の垣根に南天が植えられています
沢山の実が色づき、輝いています
正月の飾りに良く使われ、門松や新年の活け花に登場します
「南天」は『難を転ずる』のゴロ合わせから縁起の良いことと
して江戸時代から盛んに使われてきました
知り合いの家の屋敷は手入れの行き届いた庭がある
その庭の中に同家の墓が建っていた
刻字を良く見ると変っている
名字は「池田氏」
どうも石屋が字を刻んだ時に間違ったようだ
多分和尚さんが書いた崩し字「池」の文字をこの画像のように彫ったようだ
遠目には一見間違いは分からない
年号は「文化二年戌」(1862)この年は「甲戌」(きのえ いぬ)である
庭園の細い溝に架かる「石橋」にすっかり落ちきった葉が
降り注ぎ、雨に濡れ貼りついています
「濡れ落ち葉」には他の意味もありますが、風情のある光景も
存在します
蔵の内部を利用したレストラン・カフェはこの季節には
利用者が殆んどいません
入口には桐に蒔絵を施した「手あぶり」があり、外の椅子の
上の細長い窓から室内の席に座すると庭の光景を切り取って
見ることが出来ます
旧家の庭園の一角には「蔵」があります
この「蔵」を使ってパンを焼き、レストラン・カフェが
開いています
暖かな季節には戸外でもお茶が出来ます
庭園の大きな木々からの落ち葉が、溝にたまっています
吹き寄せどころか、吹き溜まりです
雪囲いをした庭園の池に緋鯉が悠然と泳いでいます
これ以上水温が下がると、深い場所で来春までジーっと
身を潜めているでしょう
田舎の大きな旧家を使った和食の食事処
但し、前日までの予約がないと食べられません
いきなり立ち寄って気の向く儘、注文が出来ないと
我儘なwahooには適さずにこれまで食したことはありません
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