鷺苔(さぎごけ)

鷺苔(さぎごけ)

我が家の庭の片隅に10年近く前に
数種類の草花を地植えしたことがあった。
2〜3年は、花を見せてくれていたらしい。
だが、いつの間にか消えてしまった!?!

先日、庭の手入れをしていたら
可愛い「鷺苔(さぎごけ)」の花が数輪咲いていた。

自然界は、不思議だ!!

同じような出来事を以前、目にしたことがある。
真鶴半島の突端に「三ツ石」と言う磯がある。
そこに「梅干しイソギンチャク」が生息していた。
戦前のこと(聞いた話)。それが突然、絶滅??
所が、昭和40年代になって、また、突然!!現れた。

自然界は、不思議な事があるものだ。
不生不滅・・・ちょっと意味が違うか^^。



#園芸 #花

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色の妙!?!

色の妙!?!


先日、一眼デジカメを頂いた。
リーズナブルなカメラだが、とくださった方は言われたが・・・。

さっそく使ってみた。
この季節には早い??と思えるが、
蟹葉(かにば)サボテンが開花し始めた。
ファインダーを覗いてみると
なんと微妙・繊細な色合いか!!
投稿画像の倍で眺めると何とも綺麗だった。

#園芸 #花

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「鎌倉・・紫陽花」!?!

「鎌倉・・紫陽花」!?!
 

日曜日の午前にアジサイを見物に出かけた。
何やら園芸品種で「鎌倉」と命名されたものがある、
と聞いたので・・・。
いそいそと、目的地の鎌倉・長谷寺へ!!
午前中というのに、そこは、雑踏と化していた。
山門を入ると、寺の案内人が、アジサイを見るのには、
数十分待たないとアジサイロード??には行けません。
入場制限をしています??・・・。
目的の「かまくら」を尋ねると、
すぐ脇にあった。
誰も見ていない!?!
チャンスとばかりに、カメラを向けて、パチリ!
ところが、1枚撮ったら、電池切れ表示!!
なんともやるせなかった。
御本尊に参拝もせず、早々に帰途へ・・・。

長谷寺から2キロ余りの所に稲村ケ崎がある。
その地に一の谷(やと)という古い呼び名の場所がある。
この地に住して30数余年、アジサイの名所など
全く関心がなかった。
我が家の裏山の向こう側に、
20年余り使われていない個人宅があって、
まさに野趣あるお庭に咲くアジサイ
みごと・・・圧巻で、更には、静寂そのものだから。

紫陽花や 藪を小庭の 別座敷
−−松尾芭蕉−−

芭蕉の風情そのもの

人込みは、苦手です。

それにしても、園芸種・・味気ない。

#園芸 #花

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薔薇!!

薔薇!!

Ma"rchen Ko"nigin(メルヘン・ケーニギン)
薔薇の一品種。

以前、旅の途中で、南スイス寂しい寒村ラロンに立ち寄った。
丘の上にある小さな教会の壁にリルケの句が刻まれていた。

Rose,oh reiner Widerspruch,Lust,
Niemandes Schlaf zu sein unter soviel Lidern.

おお、薔薇よ、純粋な矛盾よ、
このようにおびただしいまぶたの奥で
だれの眠りでもないという喜び。

フランス語の訳では、

おおバラ、純粋な悲しい矛盾の花よ、
花びらと花びらは、幾重にも重なって、
まぶたのように
もはやだれの眠りでもない
寂しい夢を秘め包んでいる美しさ

この句碑を眼前に思うたは、
松尾芭蕉がバラを詠む・・・!?!
如何なるものになったであろうか・・・。

独語詩文は、俳句の語感に似ていると感じた。

#園芸 #花

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蝋梅の実(偽果)!!

蝋梅の実(偽果)!!



日本原産花木で香の強いものは少ない。
キンモクセイ・ジンチョウゲ・ロウバイ、皆、中国原産。
今の季節、蝋梅が、我が家周辺でも咲き誇っている。
椎さんのスレッドにもある「素心蝋梅」綺麗。
だが野生種は、内側の花被片が短く、
暗い赤紫色とか(野生種は見たことがない)。
園芸品種は、鎌倉のあちこちで見られるが。。。

中国で蝋梅と言われたのは宗代になってからとの事。
唐代以前は、梅と区別されていなかったらしい。
明代には「金蓮花」「金桃花」等10余種もの品種があり、
皇帝に献上される花で、高価であった、と記録されている。

蝋梅の花は、色々と見てきたのだが、我が家の資料に、
面白い(実・・偽果)画像を見つけた。
花木は、つぼみ〜実まで観察しなくては、と反省させられた。

資料の中に、香川県大川町(現在でも町名があるか??)・・
矢野 興なる名前が書かれており、数十年、蝋梅を研究!!
蝋梅山を作り上げた御仁の記載があった。

ブログルの方でご存知あれば、近況を知りたい。
一度、訪ねて見たい。

#園芸 #花

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新春の花。

新春の花。

<福寿草>
キンポウゲ科フクジュソウ属
学名:Adonis amurensis
英名:Amur adonis
原産地:東アジア 、日本、朝鮮、中国東北部、シベリア東部
花期:2〜4月

「福と寿を持ちて金にも輝ける目出度き花の咲く元日を」

「憂きことは避けて見たくも無しひたに福寿草の花愛で暮らす日々」

「輝きの黄色の花よ福寿草子等の上にも届けよ福と寿」

「穏やかなる正月三ケ日過ぎ行きて冬陽に開く福寿草はも」

「猪の牙に刺されしアドニスの血の花という赤き福寿草」
『 Adonis(アドニス)は、ギリシャ神話に登場する、イノシシの牙に
突かれて死んだ青年の名前に由来。
傷から出た血のように赤い花に例えた
(欧州産のそれは黄色ではなく 赤い花)。
洋種の「アドニス・ベルナリス」は、大輪である。
今年は猪年、僕の干支。さてさて、今年の運勢は如何!?!

「辻占福寿草」と言う和菓子がある由。
金沢・諸江屋の和菓子。
菓子の中に紙切れが入っている。
御神籤(おみくじ)のような菓子!!
《昔から金沢名物「辻占福寿草」は粋で可愛らしい縁起菓子です。》と。
折りたたまれた紙に、
かならずおいで・・おもいがよい・・むねがやすまる・・
ほれたなか・・ねてはもおかる・・たよりをまつ
なんとも遊び心ある和菓子だ。

扨・扨・・・。
福寿草(ふくじゅそう) 
 覗きこむ子のふしぎ顔福寿草--良寛--
『良寛(りょうかん 1758-1831)。
江戸時代の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家。
無欲恬淡な性格で、生涯寺を持たず、諸民に信頼された。
また、難しい説法を民衆に対しては行わず、
自らの質素な生活を示す事や、
簡単な言葉で一般庶民に解り易く仏法を説いた。
「子供の純真な心こそが誠の仏の心」として、
子供たちとよく遊んだといわれている。
淡雪の中にたちたる 三千大千世界(みちあふち)
またその中に 沫雪(あわゆき)ぞ降る   
 良寛』

「福寿草」は、野生のそれは、本来は2〜3月の開花であるが、
正月用の鉢植えとして園芸用に早咲きにさせている。
黄金色ともいえる黄色い花は、可憐でお正月にふさわしいのだが、
青森・八戸の友人から野に福寿草が咲き始めたとメールが届いた。
自然界は天候・気温に敏感なのか!?!

福寿草は、日本各地で見られるが、野生のそれは数種類あるらしい。
別名、 福寿草/元旦草/元日草/正月草/歳旦草/
朔日草/長寿菊/長寿草/報春花/土満作
日照 戸外の直射日光下(花後すぐ〜10月下旬は50〜70%遮光)
水やり 土の表面が乾けば与える
肥料 花後すぐと、11月に、固形肥料の置き肥、加えて、
花後すぐ〜葉が枯れるまで、
7〜10日に一度の液肥
植え替え 10月上旬〜12月上旬
(根はとても長いが、切り詰めない)
繁殖 【株分け】植え替えと同時期
【タネまき】採ってすぐにまく
耐暑性 わりと強いが、地上部がないので存在を忘れない
耐寒性 強いが、凍らせない

旧暦の正月頃、雪の下から鮮やかな黄金色の花を咲かせる、めでたい植物。
年末が近づくと、促成栽培の株がよく出回る。
太く長い根をたくさん持つ植物なので、
なるべく健全な根が多く残っている株を入手したい。
一般的な原種のフクジュソウと、園芸品種の「福寿海」がある。
他にも品種はあるが、やや気難しい。
ヨーロッパのそれは、花弁が朱赤色で、花の中心が黒い種類もある。
これは秋まき夏咲きの一年草。
園芸種の「秩父真紅」や「紅撫子」は、花が鮮やかな赤橙色。、
「紅撫子」は、花弁の先に細かい切れ込みが入る。
また、「寿」とあるそれは、八重咲き種。
ほかに、三段咲き(花の縁と中心が黄色、その間が緑色になる)の品種もある。
「洋種フクジュソウ」と呼ばれるベルナリスは、やや開花が遅い。
基本的に寒地性の植物で、関東地方より北の地域でよく育つ。
太平洋側には、あまり自生していない。
花は日が当たったときだけ開くので、日陰に置いたりしない。
根の量が多いので、鉢植えにする場合は、5号くらいの鉢を用いる。
手持ちの古株を正月に開花させたければ、秋植え球根の水栽培と同じように、
戸外で十分寒さに当ててから、12月上旬頃に室内に入れ、
日の当たる暖かい場所で管理する。
しかし、自然開花させたほうが花色が美しい。(特に赤系の花は、その傾向が強い。)
連作を嫌う。
地植えの株は、3〜4年をめどに場所を替える。
放置すると白絹病が発生して全滅することがある。
もともと落葉広葉樹林の下草なので、地植えにする場合は、落葉樹の下を選び、
土には、堆肥などの腐食質を多めに施しておく。
有名な有毒植物で、死亡例もある。めでたい名前のせいか誤って食べる人がいるらしい。
強心薬でもあるが、素人療法は怖い!!

「福寿草」は、古くは、賀正蘭、側金盞花、雪蓮などとも呼ばれていた。
日本の園芸書として最古の「花壇綱目」(1681年)にも、
「福寿草、花黄色、小輪也,正月より花咲。
元旦草、朔日草(ツイタチクサ)とも、福つく草とも俗に言」と記載されている。
今の正月に飾られる花は室(むろ)での促成栽培で、
各地生地で咲くのは今の2月下旬(早春)の頃。
この花は向日性で、陽を追って朝から夕方まで40度も首をふる。
自生地としては、南は阿蘇、五家荘、祖母山のような深山にみられるが 
数は少ない。北にいくにしたがって標高は低くなり、数も増えてくる。
北海道では平原に自生する。
前述したように福寿草には全草、
特に根や根茎にシマリンをはじめとするジギタリスの強心
配糖体によく似た成分が含まれている。
誤用による事故の危険性があるので民間、家庭では使用してはならない。
「四季を彩る薬草の花 美寿実出版部編」より。
   
我が家の庭を新年早々に彩る、華麗な花である。
丹精こめて育てた亡母を引き継ぐことは、大変だぁ〜〜^^。
どこぞ??で集めたか?資料を読むのも大変^^。

そんな事で・・1年は始まった。  

#園芸 #花

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里山に静かに咲く野草。

里山に静かに咲く野草。


今ごろの里山は、花々が越冬に向けて準備している。
木漏れ日が差し込む小道を進むと
林床に「ヤブラン」が、楚々と咲き誇っていた。
日陰に綺麗に咲き誇る野生植物が少ない中で、
貴重な存在である。
園芸種とちがって素朴な葉っぱだが、
眺めていると、心なごむ。
これだから散歩は、止められない。
すぐ脇は、民家が迫っているのだが、静かだった。
遠くに、小学校の児童の声が聞こえた。
子供達、同様に可愛い花である。

この花は、漢方で「麦門冬(ばくもんとう)と呼び
根を強壮、鎮咳、去痰剤に用いると資料にあった。

蔓草のあわただしくも霜枯て藪蘭がただ青々と伸ぶ
・・・土屋 文明・・・

里山も秋が深まりつつあるようだ。

#園芸 #花

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仙石原湿原にて。

仙石原湿原にて。

箱根の山高き場所にあるこの仙石原湿原(箱根湿生花園)には、レブンソウが見れた。でも礼文島で見てみたい、と思いが膨らむ。
湿原の遊歩道は、尾瀬沼を思い出せてくれるほどに素晴らしかった。
園内の賑わいの中でこの遊歩道に脚を運ぶ人が少ない。遊歩道に座り込み、目の前のチダケサシの群落を眺めていると、後ろを人が通った。腕に冷たいものを感じたのだ。見ると水滴が!?!この板目道、湿原の中であることを忘れていた。
梅雨の晴れ間に出会わせた幸運・・・^^。
のんびりと眺めていると少し遠目にミズチドリが目に入った。なんとも可憐、瀟洒に映った。

全体の眺めは、コメントに。

#園芸 #花

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知人よりの贈り物。

知人よりの贈り物。
昨年、岡山の知人がサギソウを綺麗なはちに株分けして送ってくださった。

先週、伸びた茎から可愛い真っ白なサギソウが花開いた。

眺めていると疲れが吹っ飛ぶ。それにしても綺麗。

先日、箱根の湿生花園に立ち寄る機会があった。

湿生花園では、未だ咲いていなかった事もあって、

植木鉢を眺めているとなんともいえない気分。

#園芸 #花

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蒸・・蒸!!

蒸・・蒸!!
梅雨のさなかに森林浴と・・・緑を求めて散策に出かけた。
本当は、考えごとをしに。
ドイツでは、サッカーで盛り上がっているだろうが、
この季節、僕の頭の中は、フランスでの自転車レースで一杯だ。
ツールドフランス、世界最大の自転車ロードレース。
今年は、レースが始まる前に大事件!!が報道された。d−ピングで陽性の選手が続出。中に応援している有力選手の名も・・・。
なんともやりきれない。不注意なのか???
それでも、レースにときめき、結果報道を楽しみにしている。
森の木々でびしょぬれになりながら進むと、
「紫君子蘭」を見つけた。
何故??こんな所に、と思える場所に。
近寄って眺めていると、滴が、涙のように見えた。

#園芸 #花

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