《襍・/・画 “ '23・夏景(5)” ❖’23-79 ❖》

《襍・/・画 “ '23・夏景...
《襍・/・画 “ '23・夏景...
ヤブガラシ(藪枯らし) ブドウ... ヤブガラシ(藪枯らし) ブドウ科(Vitaceae)
学名:Cayratia japonica (Thunb.) Gagnep.
別名:ビンボウカズラ(貧乏葛)
《 自宅の垣根花❖'23/08/07❖ 》
雑草と呼ばれ畑や藪にごく普通に見え、強く繁殖している草。
根は、利尿・鎮痛の生薬。又、花は蜜を分泌し蝶が良く集まる。
紐状の根茎は、地下を這い回りいたる所で芽を出して大繁茂。
ちぎれた根茎から発芽、長い蔓を伸ばし巻きヒゲが他物に絡む。
茎には、稜角がある。葉は、濃緑色で先端が尖った卵型。
小葉は5枚。鳥足状複葉で葉縁に鋸歯があり枝に互生してつく。
夏に集散花序を伸ばし小花を多数付ける。花は薄緑色で花弁が4枚。
各先端に花被片を持つ薄緑色の雄蕊が4本、蜜を分泌する雌蕊が1本。
ヤブカラシは、染色対数が2倍体と3倍体がある。3倍体葉は全て5小葉。
2倍体は5小葉のほかに、3小葉、4小葉の葉が混じる。
東日本に多い3倍体のものは結実しない。
花は、非常に小さく直径約5㎜。橙色に見えるのは花弁でなく花盤と称す。
開花してしばらくは橙色だが、時間が経つと淡紅色に変化する。
花弁や雄蕊は、花盤が淡紅色に変化する頃までに落下してしまう。
 
「令和伍年(皇紀2683年)8月8日、記」

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《襍・/・画 “ '23・夏景(3+1)” ❖’23-78 ❖》

《襍・/・画 “ '23・夏景...
《襍・/・画 “ '23・夏景...
ツユクサ(露草) ツユクサ科(... ツユクサ(露草) ツユクサ科(Commelinaceae)
学名:Commelina communis L.
別名:ボウシバナ、アオバナ、ツキクサ(着草)
大きさ:茎高:20~50cm/葉身長:5~10cm/花径:15~20mm
《 自宅庭の花 ❖'23/08/04❖ 》
日本中どこでも見られる草花。花は朝早に咲き、夕方にはしぼむ1日花。
茎は地面を這い、節から枝分かれして広がる。茎の先端は斜上し茎は多肉質。
葉身は先が細く尖った狭卵形で、基部は葉鞘となって茎を抱き、互生する。
2つ折りになった包葉の中にいくつかの蕾ができて次々と花を咲かせる。
花弁は3個で、上部の2個は青く大きいが、下部の1個は白くて小さく目立たない。
膜のように薄い萼片が3個つく。両性花と雄花とがある。
雄蕊は、6個で長くて下まで伸びる2個だけが正常な雄蕊。
他は仮雄蕊で葯が黄色い蝶形をしている。雌蕊は1個。
花は普通、苞から1個ずつ突き出て咲く。花は両性とまれに雄性。
苞葉に毛が多いケツユクサ、葉裏に毛があるものをオニツユクサという。
*      *      *
植物を見ていて、その多様性に驚く。人間界を傍観すると。。!?!
昨日は、広島原爆忌。九日は、長崎原爆忌。個人的には空虚な感。
防衛と言う隠れ蓑に乗じて”原爆”が今でも存在するし、
現実に今でも戦争・武力行使がなされている。
世間・社会・・身近では、殺傷事件多発。精神の矛盾!! 
我が身に火の粉が降り掛からないと分からない、、。
而してマスメディアの報道の在り方に疑義を持つ。
 
「令和伍年(皇紀2683年)8月6日、記」

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《襍・/・画 “ '23・夏景(3)” ❖’23-77 ❖》

《襍・/・画 “ '23・夏景...
《襍・/・画 “ '23・夏景...
ミゾカクシ(溝隠) キキョウ科... ミゾカクシ(溝隠) キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Lobelia chinensis Lour.
別名:アゼムシロ(畦筵)

《 道端・湿地の花 ❖'23/08/3❖ 》
「ミゾカクシ」は溝を隠すほど茂る、「アゼムシロ」は田の畦や畑に筵を敷いたように茂る。
茎は多数分岐して這い、先が立ち上がる。葉は互生し、披針形。
低い又は波状の鋸歯がある。花は、葉脇から出て花柄の先に1個つく。
苞葉は、花柄の基部に2個つく。花托筒(花床筒)は、狭倒円錐形。
萼片は5個。花冠は、淡紅紫色。裂片は横に2個、下に3個。
雄蕊の葯が合着して、花柱をとり囲む。雄性期は雄蕊から花粉を出す。
その後、雌性期に入り雌蕊が突き出るようになる。
(筒の先にある毛が花粉を押し出す、花粉が全部出ると雌蕊がでてくる。)
 

「令和伍年(皇紀2683年)8月3日、記」


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《襍・/・画 “ '23・夏景(2)” ❖’23-76 ❖》

ウバユリ(姥百合)  ユリ科(... ウバユリ(姥百合)  ユリ科(Liliaceae)
学名:Cardiocrinum cordatum (Thunb.) Makino
《 泉の森の花 ❖'23/07/31❖ 》
ウバユリ(姥百合);
日本原産(固有種)でユリ科の大型草。関東~九州の山地に自生。
ユリ属の葉は披針形だが、ウバユリの葉は心形で、葉は食用となる。
花が咲く頃に葉(歯)が落ちて「姥」のイメージとされる(花名由来)。
茎は直立し、中部に長柄のある葉が輪生状に5~6枚かたまって付く。
茎は中空で無毛。葉は初め縦に巻いているが、広がると先端が尖った心臓形。
葉柄が有り、基部は太い。5枚ほどが輪生状に集まって付く。
直立する茎の先端(頂部)から横向きに花を1~8個つける。
花は先端がやや開く程度。花の内側の先や奥に赤褐色の斑点がある。
雄蕊は6個、花糸の長さが少しずつ異なる。花柱は長く、柱頭は三角状。
 
「令和伍年(皇紀2683年)7月31日、記」

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《襍・/・画  “あづさい'23(18)” ❖’23-75 ❖》

《襍・/・画  “あづさい'2...
タマアジサイ(玉紫陽花)アジサ... タマアジサイ(玉紫陽花)アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata Sieb. var. involucrata
《 紫陽花の遅咲き種 ❖'23/07/26❖ 》
我が家の紫陽花も花枯れし枝・葉を剪定、切枝を小鉢に挿す。
花観察に出かけたいが、時間が中々取れなくて諦めの境地。
今年も伊豆半島の自生紫陽花を見れた。それだけでも由とするか。
夜中、お茶を飲みながら遅咲き紫陽花を思った。
*  *  *  
蕾が開き、中の花弁や萼が顔をだした時が最も判易い。
茎、葉に短毛が密生。葉は対生、葉柄は、長楕円形。
縁に牙歯状の細鋸歯があり、鋸歯の先が芒状になる。
葉の両面はざらつき葉の基部は円形、葉先は尖る。
蕾は苞に包まれ球形になり、花期が他のアジサイより遅い。
白い装飾花は3~5枚。総て装飾花なものを手鞠玉紫陽花と言う。
開ききると覆っていた殻は散ってしまう(咲き始めが玉紫陽花の特徴)。
玉紫陽花名は、丸い玉状蕾の中に花を構成する全てが入っている事から。
以前は、初秋に咲いた玉紫陽花だが、もう咲いている、と聞いた。。
玉紫陽花の自然自生地は、本州(福島県~岐阜県)の太平洋側の山地。
山地の林内、丘陵の谷間に見られる。日本固有種でもある。
玉紫陽花が咲き終わると、ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花)の季節。
タマアジサイ(Hydrangea involucrate)にも色々ある。
a. テマリタマアジサイ(Hydrangea involucrate f. steilis)
丹沢で発見、タマアジサイのテマリ型。
b. コ コノエタマアジサイ(Hydrangea involucrate f. plenissima)
箱根二子山で発見。両性花が無く、全て八重化して複雑華麗になっている。
c. ギョクダンカ(Hydrangea involucrate f. hortensis)
タマアジサイの八重化品、ガク片は円形。
d. ヨウラクタマアジサイ(Hydrangea involucrate var multiplex)
伊豆の大島で発見、甲府付近でも見つかっている。
八重の無性花が幾重にも重なっている。
e. ヤエノギョクダンカ(Hydrangea involucrate cv. Hortensis)
装飾花と両性花が八重になる園芸種
f. シロバナタマアジサイ(Hydrangea involucrate f. leucantha)
装飾花、両性花ともに純白
g. ラセイタタマアジサイ(Hydrangea involucrate var. idzuensis)
伊豆七島などの大型で葉が厚く毛深い品種
h. トカラタマアジサイ(Hydrangea involucrate var. takaraensis)
鹿児島県トカラ諸島に自生(絶滅危惧種)

「令和伍年(皇紀2683年)7月26日、記」

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《襍・/・囈 ❝波打ち際懐古❞  ❖’23-74 ❖》

稲村ケ崎の浜から江の島眺望 稲村ケ崎の浜から江の島眺望
比較的穏やかな波が多いが、こん... 比較的穏やかな波が多いが、こんないい波も来る。
浜で波が打ち返す時、水面を横切... 浜で波が打ち返す時、水面を横切るように走るのが砂堀蟹。
石ころは引き返す波と同じ沖合に向かう。
そんな中、十字を切るように横に進み、砂にもぐってしまう。
酒井恒先生からの年賀状の一部分... 酒井恒先生からの年賀状の一部分。
サガミスナホリガニの拡大図。 サガミスナホリガニの拡大図。
《波打ち際の小動物!?! 》
7月も下旬、子供たちは夏休みに入った。
今日、気象台は関東甲信地方の梅雨明けを発表した。
平年より三日遅く、昨年より一日早い由。
愈々夏本番だ。夏と言えば海。
鎌倉稲村ケ崎から腰越にかけての浜辺は、日本に於けるサーフィンの聖地。
年間を通してサーファたちでにぎわっている。
そんな海岸線でまるでサーフィンをしているような小動物が生息している。
生活場所が年々変わっていると観察したのは、40年も前の事だ。
最近は確認していないが、スナホリガニである。
波が打ち返すとき、横に走る姿がある。数秒で砂にもぐってしまう。
我が子(長男)と海岸を散歩した折、見つけたスナホリガニがあった。
無知な小生は、よく分からず生きたまま専門家に聞きに行った。
当時、鎌倉の自然を守る会会長でおられた甲殻類学者の酒井恒博士宅へ。
先生は、一寸違いますね??と語られください、と。
半年後辺りだったろうか、新種のスナホリガニ、と連絡くださった。
今も生息しているか、否かはわからないが。。。?
*     *     *
学術論文を探して見たが、当時の事はわからなかった。
神奈川県平塚博物館のHPによると、
一般的なスナホリガニが紹介されている。
ハマスナホリガニ
 日本に生息しているスナホリガニの仲間は全部で3種類います。
虹が浜にはその3種類全てが流れ着きます。
最も多いのがハマスナホリガニで、山形および関東から南九州に分布します。
次がスナホリガニで、相模湾以南でみられますが、相模湾では非常に稀です。
ミナミスナホリガニは高知以南に分布します。
 この3種は、甲の前縁部の突起の数で見分けられます。
ミナミスナホリガニが3つ、スナホリガニが2つ、
ハマスナホリガニが1つです。

こんな解説文を読むと、七里ガ浜で観察してみたく思う。

「令和伍年(皇紀2683年)7月22日、記」

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《襍・/・画  “あづさい'23(17)” ❖’23-73 ❖》

20/07/16 庭の紫陽花。... 20/07/16 庭の紫陽花。
《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
以上、07/16朝撮影。... 以上、07/16朝撮影。



07/21 朝撮影。 07/21 朝撮影。
《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
《 自宅紫陽花の終焉 ❖07/07/16・21❖ 》
7月も下旬になり我が家の紫陽花もいよいよ終焉。
伊豆高原・南伊豆の自生紫陽花を挿し木移植したものだ。
葉の形を見れば大まかな種類は、分かる。がしかしだ!?!
専門家の云う、里紫陽花と呼ばれる自然交配種なのか!!
観察していると色々面白いことも見えてくる。
仔細・メモをこれから纏めようと思う。
2023年のMy Hydrangea、楽しませてもらった。
          
「令和伍年(皇紀2683年)7月22日、記」
 


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《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ❖’23-72 ❖》

《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《襍・/・囈 ❝海岸懐古❞  ...
《海の神事!?! 》
7月も下旬に成ったが、いまだ梅雨明けしない首都圏。
先週の3連休など全くの”真夏”だった。
雑務処理しているので机に向かいっぱなしで運動不足。
気分転換に、古いPCを覗いてみると20年前の画像が見つかった。
鎌倉の海開き(由比ガ浜)、海の安全を祈願する神事も行われる。
 砂浜に斎竹を施し、海に向かって祭壇が設けられる。
海・山の幸が供えられ、神事が厳かに執り行われる。
 海の安全祈願、神職の神詞、雅楽にあわせ巫女の舞(浦安の舞)を奉納する。
幼少期に母親とでっかい預かり犬と散歩の途中で見た記憶がある。
我が子は、そんな神事に関心を持たなかったが20年前の画像が出てきた。
画像を見ながら、明治の文明開化は???
廃仏毀釈は、愚行だったと思うのだ。
鶴ケ岡八幡宮寺・・・! 神仏混交は、伝統・歴史・日本文化の根底にある。

「令和伍年(皇紀2683年)7月21日、記」

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《襍・/・画  “あづさい'23(16)”   ❖’23-71 ❖》

《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
《襍・/・画  “あづさい'2...
余り見かけなかった紫陽花の色と... 余り見かけなかった紫陽花の色と形。
《  2013年伊豆半島紫陽花忘備録(3) ❖ 南伊東・伊豆高原'23/6/7 ❖ 》
7月も下旬に入ろうと言う時期だが、いまだ梅雨明け宣言がない首都圏。
それにしても暑い(熱い)。紫陽花も剪定終わりに成ってきた。
伊豆高原紫陽花を以って忘備録も〆としたい。
&
伊豆半島、否、日本全体でも自生紫陽花と言えば、伊豆高原の城ヶ崎が一番の宝庫。
時間に余裕があれば、城ヶ崎海岸線を隅から隅まで探訪してみたい。
こんなことを思って10年になるが、実行できていないのには理由がある。
自生地を歩くより、紫陽花を講義して頂ける方のお話を楽しみにしているから。
城ケ崎文化資料館々長であり紫陽花研究者の”平澤 哲”師が、その人である。
資料館を囲む緑の大方が、収集移植した紫陽花群。それを見るだけで充分。
鉢植えではなく、地植えの樹々(紫陽花)を解説して頂ける。
葉をもぎ取って、これは・・・!! 味わってみなさい等と渡して下さる。
師は、一見では仙人のような風貌。でも実に優しい御仁。師匠の説明が楽しみで。
今年もお話をうかがえて、日頃の鬱憤、色々と抱えているストレスが吹っ飛び消えた。
こちらの紫陽花達は、自生地のそれと同じように、年々微妙に変化している。
          
「令和伍年(皇紀2683年)7月19日、記」



zakkaboh_pfs.jpg

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《襍・/・囈 ❝青春懐古❞  ❖’23-70 ❖》

神奈川県葉山町堀内 森戸神社か... 神奈川県葉山町堀内 森戸神社からの遠望(早春時)。
右手前に見えるのが、裕次郎灯台。


谷川岳・一ノ倉沢岩壁群。... 谷川岳・一ノ倉沢岩壁群。


昔は、葉山周辺でも自生していた... 昔は、葉山周辺でも自生していた八重萼・沢紫陽花。


《太陽の季節!?! 》
今日は海の日(祝日)。巷では、3連休だとか!!
今年、僕にとっては全くの苦痛しかない連休だった。
おまけに僕の感覚、海の日は7月20日だと思って止まない。

今日・7月17日は、わが青春時代の大スター俳優“石原裕次郎”さんの命日。
海が好きだっただけではなくヨットマンとしても有名な方だった。
1987(昭和62年)年7月17日に石原裕次郎さんは天星された。
彼の命日を「あじさい忌」と呼んでおられるが何故か。
ゆかりの地、葉山・逗子に今は自生紫陽花地は見られない。
我が青春時代、鎌倉・葉山・秋谷・長井・油壷辺りを写真に撮っていた。
この海岸線からの相模湾・富士山景観は、素晴らしい。
又、相模湾は駿河湾と並ぶ世界に誇れる深海生物の宝庫。
昭和天皇と酒井恒博士が発見された“サガミオサチラガニ”冠たるものである。
3体しか見つかっていないこの蟹、神秘そのもの。実に美しい蟹だ。
ここ相模湾には、サンゴ礁もある(余り知られていないが)。
自然との共存。草花を大切にする心。青春時代に教えられた。
海辺の景観、取分け小さな植物に魅了されていった。
育った環境は海だが、いつしか高嶺の花に憧れをもった。
谷川岳・一ノ倉・幽ノ沢の登攀を終え稜線に見る植物。
高山植物に感性を育ててもらった気がする。
そして、岩壁に張り付きビヴァーク・満天の星に何を思ったか?
思えばいつも身近に植物を見ていた。そして、今も。。!
半世紀も前から見ている景観に今年見た景観を重ねると、感慨深い。
石原裕次郎さん、すごっくシャイな方だと思い出した。

「令和伍年(皇紀2683年)7月17日、記」

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