《襍・/・画 “梅雨(3+1)”  ❖’23-57》

《襍・/・画 “梅雨(3+1)...
《襍・/・画 “梅雨(3+1)...
《紫陽花と竹塀》
恒例となった伊豆半島の紫陽花巡り、今年も出かけた。
今回も自生紫陽花は、楚々と見事な姿を見せる。
だが初日に一寸トラブルがあって、出鼻をくじかれ!!!
紫陽花観察に集中できなかった。
帰宅後、ばたばたと雑用に追われている。
そんな中、植栽された園芸種の紫陽花。
建仁寺塀との相性は、和風美であるといえよう。
近代的なものより、伝統的風情の方がいい。

「令和伍年(皇紀2683年)6月23日、記」
 


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《襍・/・画 “梅雨(3)”  ❖’23-56》

《襍・/・画 “梅雨(3)” ...
上2画像 奄美大島 鶴蘭自生地... 上2画像 奄美大島 鶴蘭自生地。
《襍・/・画 “梅雨(3)” ...
ツルラン(鶴蘭) ラン科(Or... ツルラン(鶴蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名: Calanthe triplicata (Willem.) Ames


2023年6月20日。ネジバナ... 2023年6月20日。ネジバナ 自宅。


《梅雨期の植物(3)”思い出の野草・鶴蘭” 》
ツルラン(鶴蘭)は、夏に沖縄や奄美でひっそりとだが魅せ自生する植物。
幅広の葉の中からすらっとした花茎を伸ばし白いラン形花冠の花を多数つける。
その姿は、見た人でないと実感できないほどにつつましく、静かである。
広葉樹林下の林床に自生、群生する。
夏に咲くエビネ属、夏エビネとも呼ばれる。
そんな鶴蘭が植生環境の劣化で減少、環境省の絶滅危惧II類(VU)に指定された。
日本では、九州南部、南西諸島に自生している山野草でエビネ属の1種。
一般的なエビネは春に開花するが、ツルランは夏に開花するエビネの仲間。
草丈40~80cm。葉は、3~6枚、葉身は狭長楕円形~倒卵状長楕円形。
葉先は急鋭尖頭、基部は短い柄となり、濃青緑色で裏面に短毛がある。
花は茎頂に20~40個つき、花冠は白色。
萼片は倒卵形で開出し、側花弁は萼片と同長で少し幅が狭い。
唇弁は斜上し萼片より長く基部から3裂し中央裂片は更に2分裂する。
大の字形になり、唇弁基部に黄色か紅色の3条の隆起がある。 
§      §      §
沖縄返還が実現できて半世紀を持つ。
今の沖縄の実情を傍観してると???
思想・・政治的背景は、さておき隣国の情勢に危機感をもつ。
自国の安全保障は、他力ではなく自己防衛して頂きたい。
と思うが!!異国での紛争を聞くにつけ、明日は我が身って心配だ。
それにしても、、、国難を問わず居る報道機関にも危機感をもつ。
一老人のぼやきだが、孫たちが安寧な生活を過ごせることを祈ってやまない。
少子化時代と言われるが、子供を増やせ!!と短絡でよいのか??って思う。
今日は、我が母の祥月命日。
母が好んで見ていた捩花が、天に向かって花咲いている。
感慨は色々である。

「令和伍年(皇紀2683年)6月20日、記」
 

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《襍・/・画 “梅雨(2)”  ❖’23-55》

《襍・/・画 “梅雨(2)” ...
ササユリ(笹百合) ユリ科(L... ササユリ(笹百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Lilium japonicum
2016年6月26日。南伊豆・... 2016年6月26日。南伊豆・天神原植物園。
2021年6月3日。南伊豆・天... 2021年6月3日。南伊豆・天神原植物園。


《梅雨期の植物(2)”ササユリの里”の野草  ❖’21/6/9❖》
ササユリは、球根植物。
日本を代表するユリ、地域によってはヤマユリと呼んでいるようだ。
百合仲間では、開花時期が早い種。 茎先に2~3輪の淡紅色(白花もある)の花をつける。
 花は大輪で、長さが10センチから15センチ位ある漏斗状で、横向きに花を出す。
独特の香りで雄蕊6本、葯(雄蕊の花粉を入れる袋)が赤褐色、 雌蕊は1本。
葉は披針形だが、一寸鎌形になる事もある。
互生で葉質はやや厚く縁に半円形の突起がある。
和名由来は、葉の形が「笹」に似ることから。。。 球根は、食用にも供される。
静岡県・新潟県以西〜九州の山地のささ原などに野生する。
近畿地方以北のヤマユリは、花が大きく中脈に沿って黄班が入り赤褐色の斑点が多い。
ササユリに関しては、以前、ブログルで記した事がある。↓↓
https://jp.bloguru.com/zakkah/408649/14521175
§     §     §
今日は、沖縄返還協定調印の日。1971(昭和46年)年6月17日。
沖縄返還協定が調印され、1972年5月15日に返還された。
初めて学友の家を訪れた時は、パスポートが必要で不可思議な感覚だった。
パスポートが不必要になってから訪れた沖縄・八重山群島は感動・素朴な地だ。
半世紀ぶりに伊豆の山間で見るササユリに平和な現代を想うが、沖縄が心配。
 
「令和伍年(皇紀2683年)6月17日、記」

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《凡・/・声 気になる“環境保全” ❖’23-54》

南伊豆・・航空写真(googl... 南伊豆・・航空写真(google Mapより)。
白く点在する場所は、大風車(g... 白く点在する場所は、大風車(google Mapより)。
画像中央部分は、太陽光発電板か... 画像中央部分は、太陽光発電板か??(google Mapより)。
《時節・_・襍囈⇔伊豆半島を思う》
過去の因を知らんと欲せば、其の現在の果をみよ
未来の果を知らんと欲でば、其の現在の因を見よ
反観合一・・・に然り。

先般、斯様なことを記した。我が人生にあっての関心事。
”環境問題” 古い町並みや自然環境、而して生活環境自体だ。
想いの原点は、鎌倉鶴岡八幡宮裏・御谷(おやつ)宅地開発阻止。
此処の宅地開発は、開発阻止できた。が以後~今の鎌倉は???
昭和文化人の想いは、過去の事と忘れ去られてしまった感が強い。
自然・緑との共存を如何に考えるか、真摯に検討されたはずだが。。?
一部の文人だけが表舞台で評価されているのに大いに違和感をもつ。
全国歴史的風土保存連盟とか鎌倉の自然を守る会、此の2団体の功績!!
両団体会員の多くは、各種分野の学者集団。シンクタンクの様だった。
偉人の面々が、ボランティアで対処された事象が、今・生かされていない。
色々とご教示頂けたのに、今の己はその恩恵を忘れてしまった如くな生活だ。
のんびり植物観察の日々だ。が最近、目を疑うような光景を南伊豆で目撃。
昨今あちこちで目にする風力発電機、あのバカでかい風車が増え続けている。
南伊豆から石廊崎周辺の海岸線に沿っての丘陵地帯に年々増えている風車。
航空写真を見ていて驚く。年々増えている。緑濃い場所ゆえ目立たない。
地上からではわからないが、航空写真だと一目瞭然。
以前、伊豆半島に沿って大規模海上風車の計画があることを記した。
https://jp.bloguru.com/zakkah/434828/2226
とんでもない計画と素人目には思うが、様々な影響が及ぶのは必至だろう。
南伊豆の丘陵地帯だけを見ても自然環境劣化は見え始めている。
大風車のみならず、太陽光発電機械だろう物も設置されているやに見える??
これらを開発設置してる企業が、中国系資本なのも危惧するところだ。
設置機材の多くが中国製と思える。これまた、大問題を含む。よいとは言えまい。
静かに既成事実ができ、大問題化も必至か??すでに野草には悪影響がでている。
たかが野草と言うなかれ。自然環境保全と環境変異、バランスが重要だ。
走雲峡と言う下賀茂(加納)から石廊崎方面に向かう林道がある(上画像)。
この林道に沿って野生化した種々の紫陽花が見られる場所だ。野草も多い。
そんな場所沿いに、大規模開発が数年前から行われていることは知っていたが、
先日、この地を訪れて愕然とした。開発地近くのホタルブクロが消滅していた。
その他の野草も少なくなっていた。今後も観察が必要だ。
ほとんど観光客は訪れない場所らしい。地元も関心を持たない場所か!?!
それ故に開発しやすい場所でもあるが、誰かが、疑義を呈する必要がある。
単に反対ではなくより良い将来を考えての事だ。
この南伊豆には、”ささゆりの里 天神原植物園”と言う素晴らしい園があった。
老夫婦が営む植物園だったが、運営姿勢が、素晴らしかった。
南伊豆をドライブしたおりには、よってほしい園であったが、2021年に閉鎖。
だが、日本固有種の珍しい植物の苗木を販売されておられる由。
植物愛好家には、訪ねてほしい園である。HPをみて頂きたい。
天神原植物園;https://www.tenjinbara-bg.com/
 
「令和伍年(皇紀2683年)6月14日、記」

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《襍・/・画 “梅雨(1) '2023”  ❖’23-53》

ハタザオキキョウ(旗竿桔梗) ... ハタザオキキョウ(旗竿桔梗) キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Campanula rapunculoides
別名:カンパニュラ・ラプンクロイデス
《自宅近くの小公園・植栽された小さな花  ❖’23/6/8❖》
別名のようにキキョウ科だがホタルブクロ(カンパニュラ)属で桔梗の仲間ではない。
ホタルブクロ属の宿根草だが、丈夫で関東以北では野生化している所も確認されている。
原産地はヨーロッパ。カンパニュラの仲間は北半球を中心に約300種もある由。
日本には大正時代に渡来。強健性質でよく繁殖する。そして草丈は、150cmにもなる。
釣鐘状の花、青紫で旗竿の様に連なり10~20個下向きにつけ、花は3㎝程で5裂する。 
§     §     §     §     §
梅雨と言えば紫陽花が真っ先に思い浮かぶ。鎌倉も紫陽花一色だ。
観光地ゆえ仕方ないのだが、鎌倉の自然、道端の小さな花もおつなものだ。
僕の子供時代の鎌倉は、市の80%位が緑であった。
三方が緑、その中に市街地があり前は海。緑の要塞が、鎌倉の特徴だ。
半世紀前までは、鎌倉は緑濃い素朴なところだった。
今や高級住宅地である七里ガ浜の丘陵地帯は、雑木林であった。
海岸線の西側、稲村ケ崎までが住宅地(姥が谷が旧鎌倉の西の端)だった。
住所的に見ても僕の子供頃は稲村が崎と言う住所名ではなかった。
鎌倉市極楽寺字一の谷(いちのやと)・・・番地と言うのが番地名。
この一の谷のどんずまりに往古には、聖福寺があった由。
それ故、聖福寺谷とも呼ばれていた、と記録がある。
今の鎌倉山から稲村ケ崎海岸に小川が流れていた。
聖福寺跡辺りに小さな滝があり、那智の滝と呼んでいたと記憶する。
この辺り、海岸特性の野草がたくさん自生していた。
そんな花を観察に時折、両親に連れられて散策したものだ。
那智の滝近くには、ホタルブクロが自生していたと記憶する。
更にこの小川には、蛍もいた。今みれたらよかったのに。。!
今の七里ガ浜住宅地辺りでその昔、TV時代劇?”隠密剣士”のロケもやっていた。
蛍を見に行った時、注意されたのが蛇であった。
小川の脇の草むらに懐中電灯を照らす・・明かりが点滅しない、それは蛇の目!!
そんなことを教えられた。小さな地史、しっかりと語り継いでほしいものだ。

「令和伍年(皇紀2683年)6月10日、記」
 

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《襍・/・画 “あづさい'23(8)”  ❖’23-52》

《襍・/・画 “あづさい'23...
《襍・/・画 “あづさい'23...
《襍・/・画 “あづさい'23...
《襍・/・画 “あづさい'23...
酸性土なのか、青色が強い!!!... 酸性土なのか、青色が強い!!!


《自宅・移植紫陽花の今  ❖’23/6/4 ❖》
台風・大雨が来るか、不安は去ったが被災された地方にはお見舞い申し上げます。
移植・地植えした紫陽花、剪定を極力しない状態で樹丈2m以上になった。
もともとの自生していた場所ほどに大きな輪になっていないが、迫力はある。
ガクアジサイ、品種名が特定できていない種、里紫陽花と呼んでいる種。
特別珍しい形ではないが興味・関心のある紫陽花。それにしてもでかくなった。
又、脇に地植えした、山紫陽花系の紫陽花・・半手鞠形、小振りだが清楚だ。
§     §     §     §     §
紫陽花、自生かつ野生紫陽花は少なくなったようだが探せばまだある。
だが、地元・鎌倉に在ってはほとんどが園芸種、原種的な紫陽花は見えない。
そんな中で明月院の姫紫陽花は、半世紀以上も静かに毎年顔を見せてくれてる。
観光的なのかもしれないが、他の社寺とはちょっと違う。好みの寺だ。
それにしても思うのだ。各地の自生紫陽花のコピィーの多いこと???
植物園ではない、社寺だ。寄せ集めではなく文化の殿堂に相応しい花々を植えてほしい。


「令和伍年(皇紀2683年)6月5日、記」

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《襍・/・画 “2003年6月1日”  ❖’23-51》

《襍・/・画 “2003年6月...
《襍・/・画 “2003年6月...
どんな種類のウミガメか失念して... どんな種類のウミガメか失念してしまった。
《偶然出会った光景》
鎌倉の海岸近くに“姥が谷”と言う場所がある。
この地は、西田幾多郎や大内兵衛等、学者が住まい居た所。
静かな場所であるが、その入り口にマンション計画が勃発した。
崖地を利用し環境悪化させるずさんな計画に反対、計画は頓挫。
2000年に入った頃の出来事、又、早朝海岸を散歩もしていた。
早朝の海辺は、気持ちがいい。天候に関係なく日々散歩していた。
この辺りは、磯もあったりで地元人の隠れた釣り場でもあった。
釣具店のご主人から春にウミガメが産卵に来るとは聞いていたが。
そんな光景には、中々出会えるものではない。
運よく亀さん出会えたのが、二十年前の六月一日午前七時頃。
浜での感じからすると産卵に来たらしい、海に戻って行く所だった。
近くの水族館学芸員に連絡し、調べてもらったらやはり産卵に。
後日、子亀が海に帰ったと聞いた。旅立つ時を見れなかったのが残念。
最近は、聞いていないが産卵に亀が来ているだろうか!?! 

「令和伍年(皇紀2683年)6月2日、記」

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《襍・/・画 “あづさい'23(7)”  ❖’23-50》

《襍・/・画 “あづさい'23...
ヒメアジサイ(姫紫陽花) アジ... ヒメアジサイ(姫紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea serrata (Thunb. ex Murr.) Ser. forma cuspidata (Thunb.) Nakai
synonym Hydrangea macrophylla (Thunb.) Ser. var. megacarpa Ohwi f. cuspidata (Thunb.) H.Har
泉の森・姫紫陽花系園芸種?? ... 泉の森・姫紫陽花系園芸種?? 2023/5/28

《姫紫陽花と自生紫陽花等懐古》
愈々、己の心高鳴る季節になる。額庭に紫陽花が楚々と顔を見せ始めた。
“おたくさ”とも呼称される花だが、辛抱強さと言った花言葉もある。
ことしは、コロナの悪夢から漸くときはなたれた感をもつ。よかった!
孫の成長を見て思う事は、6月と言えば、我が子達のお囃子・太鼓の練習。
夕飯を済ませ練習場の地蔵堂に行き遊びながらおじちゃんお爺さんにならった。
交代の合間に近くの田んぼ脇小川に蛍を見に行った。
蒸し暑い日によく飛ぶ。最初は、源氏蛍、二週間後に平家蛍が舞い始める。
子供達は、楽しそうにお菓子を食べたり老人達に行儀を習った。
鎌倉の海岸近くの極楽寺・地蔵堂。素朴で静かな環境であったが、今や観光地。
時代の流れを想う。近くの成就院前の紫陽花群が移植されなくなった事は寂しい。
他方、鎌倉市内ではそこら中の社寺で紫陽花が見られる。流行りか!?!
かつて見られた三浦半島での自生紫陽花が減少してるのを復興させたい。
紫陽花ブルーと呼ばれる、北鎌倉明月院の姫紫陽花、今や自生種みたいだ。
§     §     §     §     §
ヒメアジサイ(姫紫陽花);
エゾアジサイとホンアジサイの交雑種ではないかとも言われてるが仔細はわからない。
北鎌倉の名月院や千葉の本土寺の青色アジサイが代表的な推定姫紫陽花とされている。
葉面に光沢がなく、花球はアジサイより小さい。
昭和初期、牧野富太郎博士が植物の採集旅行で信越地方で見つけた新種紫陽花。
ホンアジサイに比べ小振り。その優美な姿から「ヒメアジサイ」と名付ける。
ホンアジサイとエゾアジサイの交雑種であると考えられている。
手鞠形の澄んだ青い花、その花房は5個に分かれ凸凹した形状になることが多い。
未だ自生地は、確認されていない。ある種”幻”の紫陽花でもあろう。
さし木は、1年間は鉢で育てる。その後、地植えで4~5年で移植可能。
葉に光沢が無く、質が薄く、花がやや早咲きといった特徴もある。
樹高は2m前後。葉の形状は卵形もしくは広楕円形で、対生する。
葉質は、幾分薄く、葉の縁には整った鋸歯があり、先端は鋭頭となる。
6月頃、ほぼ球状で青色装飾花と両性花の混じった花序をつける。
姫紫陽花は、明治12年(1879)にイギリスに渡った由。
英国人、チャールズ・マリーズ(Charles Maries)が持ち帰った。
独特な青色であるが、ヨーロッパ各地ではアルカリ性土壌地が多い。
その為に赤色に開花する事で西欧では姫紫陽花を「ロゼア」と呼ぶ。
その後、西洋アジサイの育種親として多用されこんにちに至っている。
又、単に小形のアジサイを「ヒメアジサイ」と呼ぶことがあることから、
区別し「マキノヒメアジサイ(牧野姫紫陽花)」と呼ぶことがある。
§     §     §     §     §
半世紀ほど前の鎌倉で紫陽花と言えば北鎌倉の明月院、極楽寺坂成就院、
名越切通・お猿畑あたり(今のハイランド周辺)が地元で知られた場所。
今の鎌倉の寺社各所は競って紫陽花を植栽してるが、私的には???
土地開発で在来種のガクアジサイが消えた。鎌倉にも自生していたのである。
園芸種・人気種を植栽するなら、原種のガクアジサイをもっと植栽して欲しい。
野山で野草を見せてくれた両親、自然保護を教えてくださった宮脇 昭博士。
昭和は遠くなったが、昭和の記録はしっかりと記録して置くべきだ。
余談だが、鎌倉の貴重な花に“ユキヨモギ”がある。
行政や植物研究者は、この半世紀もの間・・何をやって来たか??
観光都市であってはいけない、って思う昭和人。
子供の頃、鎌倉駅から亀ヶ谷を通って長寿寺に出て北鎌倉駅方面へ。
ちょっと下った右手の山間に伊東深水画伯の家があった。
家脇を通り山に入ると明月院本堂裏に通じていた(今は通行不可)。
幼児から少年期の紫陽花見物は、いつもこの道でいった。
小学4年生の時、夕方に父親を北鎌倉駅で待ち合わせ、一緒に紫陽花見物に。
紫陽花を見て、夕飯を駅近くで済ませ蛍を見に行った。
明月院から今泉台方向に庚申塚あり脇の小川で源氏ホタルが見れた。
鎌倉には今でも蛍が生息してる場所がある。後世に残してほしい。
 

令和伍年(皇紀2683年)6月1日、記」

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《襍・/・画 小さな“春”(13) ❖’23-49》

《襍・/・画 小さな“春”(1...
ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイ... ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科 (Araceae)
学名:Arisaema ringens (Thunb.) Schott、 在来種;本州(関東地方以西)


イチヤクソウ(一薬草) ツツジ... イチヤクソウ(一薬草) ツツジ科(Ericaceae)
学名:Pyrola japonica Klenze ex Alefeld
イチヤクソウの満開期に訪れられなかった。今年は増えたのだろうか??


ハンショウヅル(半鐘蔓) キン... ハンショウヅル(半鐘蔓) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis japonica


ハナイカダ(花筏) ハナイカダ... ハナイカダ(花筏) ハナイカダ科(Helwingiaceae)
学名:Helwingia japonica
別名:ママッコ、ヨメノナミダ


ハナウド(花独活)     セ... ハナウド(花独活)     セリ科(Apiaceae)
学名:Heracleum nipponicumu kitagawa
Heracleum sphondylium L. var. nipponicum (Kitag.) H.Ohba
《“泉の森“今” ❖2023/5/28❖》
春先に見た黄色い花々が終わり、野草仲間もちょっと休憩。森の中は、緑一色。
草木の葉が自己主張し始め、森林浴一杯の感が強い。眼や指を休めるのにちょうど良い。
4月に顔を見せるムサシアブミがまだ健気に姿を見せているのには驚いた!!
§       §       §
ムサシアブミ(武蔵鐙);
横から見ると馬具のアブミ(鐙)のつま先囲い部分に似ているのが和名由来。
アブミに似た部分名を正式には、仏炎苞と呼ぶ。草丈は、30cm前後。
葉は2枚、小葉は3枚。小葉幅は広く、長さ20㎝前後。葉柄は高さ20cm前後。
葉柄の間から葉よりやや低い花茎をだし、仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。
仏炎苞は、暗紫色か緑色と変化があり白い筋がある。筒部は長さ5cm前後。
口辺部は耳状に張り出し舷部は袋状に巻き込む。花序の付属体は白い棒状。
仏縁苞中に肉垂花序があるが、苞が縁両側横に張り出すので肉垂花序は見えない。
肉穂花序(にくすいかじょ:多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生する)、
仏炎苞(ぶつえんほう)共々難しい名称だ。
「仏炎苞」とは、形が仏像の背後にある仏炎に似ているためだとか。
現代では、武蔵の国と言ってもピンと来ない。
おまけに「武蔵国」関東地方では、ムサシアブミは余り見かけなくなった。
この泉の森では、最近、見かけるようになった。
花の姿は、運よく先般見る機会を持てた。
開花~花後、時間がたっているのだろう。羽毛状の花柱が見えた。
 
ハナイカダ(花筏);
葉の真ん中に花が咲く。若葉をテンプラ等で食べる。結構いける。
雌雄別株で直径5㎜位の淡緑色の花を中央付近の葉の主脈上につける。
花から葉身の基部までの葉の主脈が太く、花柄が葉脈と合着したもの。
雌花は1個、雄花は数個、花弁は3~4枚。今年は、花を見れなかった。
 
ハナウド(花独活) ;
茎は直立し太くて中空、まばらに長毛が生える。
葉は3出複葉~羽状複葉。小葉は浅裂し、先が尖り、鋸歯がある。
葉面にも柔らかい毛が生え、葉柄の基部は大きな鞘になる。
茎頂の大きく広がった花序(白花)を多数つけ、花序の柄は20~30本。
花は内側より外側の花弁の方が大きく外側花弁が最大で先が2深裂(特徴)。
花後の果実は倒卵形、2個の平たい分果が合わさっている。
背隆起線は糸状で目立たず、両側は翼状に広がっている。

令和伍年(皇紀2683年)5月30日、記」  

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《襍・/・画 “あづさい'23(6)”  ❖’23-48》

《襍・/・画 “あづさい'23...
《襍・/・画 “あづさい'23...
《襍・/・画 “あづさい'23...
《襍・/・画 “あづさい'23...
《襍・/・画 “あづさい'23...
《襍・/・画 “あづさい'23...
《“あぢさゐ鑑賞・我が家の紫陽花 ❖2023/5/28❖》

日本固有の原種「萼紫陽花」、それが環境等の影響で数が減っている。

自生(野性的)地が年々変わっている。我が家のは、自生ではない。

がしかし流行り的に植栽したのでもない。

この先いかように変わっていくのか見たいのである。

成長の過程は、微妙に変わっていく。ドキドキと毎日が楽しみだ。
令和伍年(皇紀2683年)5月28日、記」

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