《 忘備録(11月に観た〝樹花と実〟)!?! 》
常緑高木で宮城・山形県〜沖縄の暖地の山野の比較的湿潤な所に生える。
高さ10〜15mになる。樹皮は緑色を帯びた暗褐色。丸い小さな皮目が多い。
新枝には黄褐色の毛が密生する。葉は互生。枝の先に集まってつく。
葉身は長さ8〜18cm、幅4〜8cmの長楕円形または卵状長楕円形で、全縁。
若葉は垂れ下がり、両面黄褐色の絹毛に被われるが成葉になると表面は無毛。
裏面はロウ質に被われ灰白色。多少絹毛が残る。雌雄別株。
葉のわきに黄褐色の小さな花が集まってつく(華やか)。
散形花序に小さい黄褐色の花が固まってつき、総苞片は広惰円形。
花柄は無く、小花柄は長さ3~6㎜。花被片は4個、平開する。
雄花は雄蕊6個。雌花は雌蕊1個、柱頭が白色。仮雄蕊6個。
クスノキ科の特徴、葯に弁がある。雄花にも雌蕊があるが結実しない。
雌花には雌蕊が1個と仮雄蕊が6個ある。花被片は、4個で平開する。
葯のない棒状の仮雄蕊と黄色い腺体がある。
果実は液果。長さ1.2〜1.5cmの楕円形、翌年の晩秋に赤く熟す。種子は球形。
雌株の花、1年掛りで熟し花と実が、同時に見られる。
造園樹として重用、材は建築・器具材に。昔は種子から油をとり燈油とされた由。
* * * * *
身近な里地・里山な泉の森にも初冬に楚々とした姿をみせる(数年前像)。
忘備録として整理記録に加える^^)。
「令和伍年(皇紀2683年)11月28日、記」