ファルコン昆虫記(154)保護色と涙模様が印象的な【ツチイナゴ】
Sep
15
全身が黒い点々でおおわれた、【ツチイナゴ(土蝗)】の幼虫です。
バッタ目イナゴ科ツチイナゴ属のバッタで、成虫は土色の茶褐色色をしており、背中に白い筋が入ります。別名、「セスジツチイナゴ」と呼ばれる所以です。
【ツチイナゴ】は、他のバッタと異なり10月頃に成虫なる、珍しい生態を持っています。成虫のまま枯れ草の下などに隠れて越冬します。
翌年の5月頃に産卵し、7月頃に短い生涯を閉じます。
幼虫ですので翅も生えていませんが、複眼の下にある青黒色の涙のように見える模様と、全身に生えている細かい毛は成虫になっても変らず、【ツチイナゴ】の特徴です。
幼虫の間は葉の緑色に合わせた緑色で、成虫期の秋には枯れ草の色に合わせて茶褐色になる保護色の手際の良さには、驚くばかりです。
Posted at 2012-09-15 17:50
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Posted at 2012-09-16 03:53
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Posted at 2012-09-15 18:28
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Posted at 2012-09-16 03:54
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