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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(138)『町医 北村宗哲』佐藤雅美(角川文庫)

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今年の読書(138)『町医 北...
<佐藤雅美>は、綿密な時代考証による江戸時代の風俗や世相を調べ、社会制度の正確さ等、安心して読める作家の一人です。
特に町奉行制度や渡世人の裏社会、医学・学問の分野に詳しく、これらの題材を織り交ぜた作品群は、雑学を超えた楽しみで読めることができます。

今回の『町医 北村宗哲』も、渡世人崩れの医者<宗哲>を主人公に据え、岡っ引きの<和吉>を脇役に、8話の短篇が収められています。

<宗哲>は、妾の子供として生まれましたが母親が11歳の時に他界、父の元に引き取られますが、本妻や兄弟からのいじめに遭い、15歳の時に医学館に学び寮に入りますが、父親も亡くなり仕送りが打ち切られてしまいます。
医学館にての勉強を続けられなくなり、途方に暮れていたところに幼馴染みの<惣吉>と出会い、やくざの通称<青龍松>の世話になった経歴を持っています。

短篇ひとつずつは独立した話しですが、昔の渡世家業を引きづりながら、町医としての立場で人情話が語られています。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
Commented by birdy
Posted at 2013-11-12 14:38

「渡世人崩れの医者」というキャラクターがおもしろそうですね。
いろんな話が作れそうです。
ついついTVドラマ化を考えてしまいます。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2013-11-12 23:48

義理人情噺には、岡っ引きと渡世人は外せないようですね。
いなせな火消しも、どちらかといううとアウトローの世界だとおもいます。
時代劇、役に合う渋い役者がすくなくなりましたねぇ・・・。

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