今年の読書(46)『少女』湊かなえ(双葉文庫)
Apr
7
<由紀>の親友<敦子>は、中学生の時に剣道の全国大会で優勝するほどの実力者でしたが、足のけががもとで推薦入学であこがれていた高校を諦めて<由紀>と同じ女子高に入学していますが、死体を見ればもう一度強い自分になれるのではないかと考えます。
夏休みを利用して、<敦子>は老人施設のボランティア、<由紀>は小児病棟の慰問ボランティアと、それぞれ死の瞬間に立ち会いたいという願望を隠して出かけていくのですが・・・。
何気ない登場人物たちが、思わぬところでつながってゆく構成は見事としか言いようがなく、まさに<湊かなえワールド>が楽しめ、現代女子高生の<怖さ>を感じさせる生態を描き切っています。
Posted at 2014-04-07 15:41
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Posted at 2014-04-08 00:44
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