空き地となっている敷地に、2本の「チューリップ」が風に揺れていました。手前には、八重咲きの黄色い「スイセン」もチラホラと見受けられます。どちらも球根植物ですから、毎年律義に花を咲かせているようです。
空き地としての放置が長いのか、赤紫色の 「ムラサキケマン」 や「ヨモギ」の新芽も伸びてきています。
<菅原道真>の辞世の歌ではありませんが、「東風吹かば 匂いおこせよ チューリップ 主なきとて 春な忘れそ」と、口ずさみたくなる光景です。
今は、住宅も解体されて何もない敷地です。居住されている時には、庭に植えた「チューリップ」や「スイセン」を見て、春を感じておられたことだろうと偲ばれます。
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