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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(70)『蟻の階段』麻見和史(講談社文庫)

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今年の読書(70)『蟻の階段』...
副題に「警視庁殺人分析班」とあるように、捜査第一課を中心に据えた推理小説です。

主人公<如月塔子>は現在26歳、身長152.8センチで警視庁の採用基準(154センチ以上)に足りませんが、刑事だった亡き父の後を継ぎ高卒で入庁、捜査一課に配属されています。

刺殺死体が発見されますが、死体の周りには<頭蓋骨・白い花・掛け時計・スープ皿>が囲むように置かれ、捜査の途中で『ヴァニタス画』と呼ばれる手法が模倣されているとわかるのですが、よく似た第二の殺人事件が起こってしまいます。

バブル期の絵画投資ブームを背景に、<如月>の教育係<鷹野>をはじめ、退職した刑事<加賀見>等が絡んで、新米刑事<如月>の成長過程が楽しめる一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
Commented by birdy
Posted at 2014-05-30 01:07

最近は、捜査一課と所轄、管理官などの対立がえがかれた刑事ものが増えて、ややこしいというか、醜い構図を主題にしているのが多いですね。

単純に、捜査一課物が懐かしいです。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2014-05-30 16:39

多くの警察モノが、警視庁と県警の対立があるのは、やはり組織としての何らかの確執があるのでしょうねぇ。
『点と線』を原点として、地道な捜査の警察モノが、やはり面白いかな・・・。

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