副題に「警視庁殺人分析班」とあるように、捜査第一課を中心に据えた推理小説です。
主人公<如月塔子>は現在26歳、身長152.8センチで警視庁の採用基準(154センチ以上)に足りませんが、刑事だった亡き父の後を継ぎ高卒で入庁、捜査一課に配属されています。
刺殺死体が発見されますが、死体の周りには<頭蓋骨・白い花・掛け時計・スープ皿>が囲むように置かれ、捜査の途中で『ヴァニタス画』と呼ばれる手法が模倣されているとわかるのですが、よく似た第二の殺人事件が起こってしまいます。
バブル期の絵画投資ブームを背景に、<如月>の教育係<鷹野>をはじめ、退職した刑事<加賀見>等が絡んで、新米刑事<如月>の成長過程が楽しめる一冊でした。
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Posted at 2014-05-30 01:07
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Posted at 2014-05-30 16:39
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