今年の読書(6)『その時までサヨナラ』山田悠介(文芸者文庫)
Jan
11
ある日妻の妹からの電話で、福島県で起こった地震の影響で電車の転覆事故で<亜紀>が亡くなったとの連絡を受け、無事に生き残った息子<裕太>を引き取りに行きますが、家事も子育ても無関心なことを義父に見透かされている<悟>は、こちらで引き取るからとの義父の提案を受け入れるように考えていました。
そんなある日、<亜紀>の親友だという<宮前春子>が家に来て、<悟>に対して家事や料理の手ほどき、<裕太>の通う幼稚園のすべきことなどの指導を始め、少しずつ心開く<裕太>との生活が始まりますが、<宮前春子>が誰なのかは<悟>にはわかりません。
少しファンタジーな結末でしたが、会社第一の仕事人間には心が痛い内容で、家庭とは子供とはを考えさせられる心温まる一冊でした。
Posted at 2015-01-12 15:33
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Posted at 2015-01-12 21:58
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