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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(21)『ほっこりミステリー』伊坂幸太郎・他(宝島社文庫)

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今年の読書(21)『ほっこりミ...
殺人事件ばかりがミステリーではないという視点から、「人の死なないミステリー」が、4人の作家のアンソロジーとして4編が納められています。
書き手はミステリーの範疇で、心に温まる<ほっこり>とさせる組み立てを考えなければいけません。

納められている作品は、
伊坂幸太郎 『BEE』 中山 七里『二百十日の風』 柚月 裕子『心を掬う』 吉川 英梨『18番テーブルの幽霊』です。 

『二百十日の風』以外は、各著者の作品として今までに登場している馴染のある主人公が、それぞれ登場する短篇仕立てになっています。

<伊坂>さんの「兜シリーズ」としてのユーモア、<中山>さんのファンタジーを思わせる結末、<柚月>さんの真摯な検事役の歯切れ良さ、<吉川>さんの刑事 <原麻希> の母親目線での事件の解決と、どれもが楽しめる内容でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
Commented by birdy
Posted at 2015-02-07 15:36

こういう本は、編集者の意向で依頼するのでしょうか?
それとも、意向にあった短編を集めて1冊にするのでしょうか?

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2015-02-07 15:43

たまに同じような「テーマ」を集める場合もありますが、アンソロジーの場合、ほとんどが「テーマ」を決めて編集部が依頼するのが多いと思います。
短編になりますので、知らない作家の作風を知るのにはいいテキストになりますね。

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