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- 今年の読書(23)『歪んだ顔』西村京太郎(双葉文庫)
このところミステリー作品を続けて読んできていますので、少し軽めのモノと思い、気楽に読める<西村京太郎>の登場です。
本書には9編の短篇が収められていますが、『歪んだ顔』は、冒頭の短篇のタイトルです。
警察学校を出てきたばかりの<梶原巡査>は、アパートで発生した心中事件の現場に出向きますが、女性のほうは青酸カリで死んでいましたが、それより若い男は睡眠薬だけでしたので、一命を取り留めます。
「自分が殺した」という男の自白に疑問を感じた<梶原>は、再度事件の捜査を続けていきます。
それぞれの犯罪に隠された裏側の真実を求める内容の短篇集として楽しめましたが、この文庫本は2014年9月(単行本は2007年)に刊行されていますが、文中に出てくる値段や固定電話が小道具に使われていたりと、作品的には古い短篇が並んでいました。
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