山口組を引退し、天台宗系の寺院で得度して<忠叡>となった武闘派組織「後藤組」の元組長の回想的自叙伝です。 育った静岡県富士宮市での愚連隊時代から語られ、本山のある創価学会の<池田大作>との裏話、山口組直参となるまでの経緯、「風の会」代表だった<野村秋介>との思い出、政界とのつながりなど、赤裸々に語られていきます。 関係した経済界・政界の実名が多く登場、波瀾万丈に富んだ人生と合わせて、日本の裏の歴史書としても楽しめた一冊でした。