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- 『ICO イコー霧の城ー』(上・下)宮部みゆき(講談社文庫)
トクサ村では何十年に一人、角の生えた子供が生まれその子は「霧の城」に捧げられる「生贄(ニエ)」として13歳になると、「霧の城」に出向かなければいけません。
角のある子供として生まれた<イコ>は、自分の両親ではなく<村長(むらおさ)>と<継母(ままんか)>に大事に育てられ、神官の到着を待っていましたが、仲のいい<トト>が一緒に「霧の城」に出向こうと待ち伏せして先行して村を飛び出しましたが、北の禁忌の山で石と化した村を見つけ、そこで『光輝の書』を手に入れて持ち帰ります。
この『光輝の書』は、「霧の城」の城主である女王に対して力を発揮する紋様が続荒れており、<イコ>はその図柄の服を身に着けて「霧の城」に向かうのでした。
「霧の城」に出向いた<イコ>は16歳の女王の娘<ヨルダ>を助け出しますが、なぜ「霧の城」は(ニエ)を求めるのか、古からのしきたりの持つ意味はと、「知」と「勇気」をたぎらせながら、<イコ>は「霧の城」の女王と対決していきます。
解説でわかりましたが、本書はテレビゲーム「ICO」のノベライズ版だそうで、なるほどファンタジー小説ながら、戦闘的な場面が多いのに納得がいきました。
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