ネギトロ@立ち呑み【しゅう】高速長田駅地下通路
Jan
21
今宵は 「瀬つきアジの干物」 ・ 「鯖の味噌煮」 と魚を中心に食べていましたが、メニューにない「ネギトロ、食べますか」との<大将>の声掛けに、迷うことなく「はい」の返事でした。
この「ネギトロ」は、東京・東浅草にある<金太郎鮨本店>が、職人の賄い料理だったのを常連客に振る舞ったのが始まりとされ、1964(昭和39)年からお品書きに載せられています。
当時浅草に「むぎとろ」の有名店があり、それにあやかって名づけられたそうです。
本来は骨の隙間にある赤身や皮の裏側などの脂身をこそげ落とした「スキミ」を使いますので、本マグロなど1本丸ごと買い付けるお店でないとできない寿司種でした。
いまでは、工業的な加工品として製造され、回転寿司などで気軽に食べれるようになりましたが、「油脂などを加えてトロミ感を出すのはネギトロでない」と問題になったこともありました。
トントントンと、大将のリズミカルな包丁捌きの音を聞きながら、出来上がりを楽しみに待った「ネギトロ」、わさび醤油でおいしくいただいてきました。